「ピアノしたくない!」ピアノ練習を嫌がる子供のモチベーションを上げる方法

子どもの習い事のお悩み。ピアノ練習のモチベーションを上げる方法を紹介。練習嫌いを克服するには、強引に練習させるのはNG!自然とピアノに向き合えるように、親が導いてあげましょう。

執筆者: 小川 瞳 職業:ピアニスト
ピアノ練習しない子供。やる気を出させるにはどうすればいいの?

こんにちは。ピアニストの小川瞳です。

 

  • 「子どもにピアノがうまくなってほしい!」
  • 「我が子をピアニストにしたい!」

 

こういう親御さんから、よく「どうすればもっと一生懸命、ピアノの練習に取り組むようになるでしょうか」というご質問をいただきます。

 

今回は、ピアノの練習のモチベーションの上げ方について、考えてみたいと思います。

 

 

練習のモチベーションを上げるために必要なことは?

ピアノというのは、熱心に取り組む場合は、基本的に毎日練習しなければいけません。
特に子どもの頃は、一日休むだけで、耳の感覚も鈍くなるし、指や手・腕の筋肉がなまってしまい、それまでに培った能力が半減してしまう恐れもあります。

ですが、子どもにとって、毎日毎日何時間もピアノに向かうのは、忍耐がいることかもしれません。
練習の必要性は、言葉でいくら説明しても、納得しにくいことだからです。

 

「こう弾きたい」が見えてくると、自然とピアノに向き合える

そこで、練習へのモチベーションを上げるために一番必要なことは、自分の好きな音楽性を見つけることだと思います。

自分で「こう弾きたい」という理想がはっきりと見えていると、自然とピアノに向き合うことになるでしょう。
ただ現時点で「練習しないこと」を親が悩んでいる場合は、まだその理想の音楽性が見えていない可能性が高いです。

 

子どもの感性を育ててあげよう

その場合は、いろいろなピアニストの名演をじっくりと聴いたり、映像を見たり、コンサートに行ったりして、
「あのピアニストみたいな演奏をしたい」という気持ちが生まれるよう、子どもの感性を育ててあげる必要があるように思います。

子どもの中に、自分の好きな音楽性が確立されれば、それに少しでも近づくため、練習を惜しまなくなるでしょうし、練習の効率もアップするはずです。

最近はYouTubeなどで、学生の演奏を見ることも簡単になっていますので、お子さんが興味を持ちやすいように、同じ年頃の子の演奏を知ることも、励みになるかもしれませんね。

 

ピアノの練習嫌いを克服するには?

ピアノ練習嫌い克服のための、根本的な解決策としては、自分のピアノ演奏に対する問題点を常に自覚することだと思います。

 

強引に練習させるのはNG!

「早く練習しなさい」と言って強制的にピアノに向かわせたり、「まだ遊んじゃダメ。あと1時間は弾いてなさい」というように、強引に練習をさせられても、練習に身が入らないのは当然です。

 

演奏に対する問題点をさりげなく指摘

それよりも「このピアニストみたいに、速いパッセージもとてもきれいな音で、流れるように弾けるといいね。そのためにはまず手首のチカラを抜いてみようか」といった感じで、よい演奏に関心を持たせたり、問題点をさりげなく指摘することが大事でしょう。

 

長時間練習するよりも、「弾かない時間を短くする」ことが大切。

ピアノの練習に関しては「何時間行うか」よりも、「弾かない時間をどれだけ短くするか」のほうが大切だと、私は思っています。


簡単に説明すると、「1日24時間のうち、8時間連続で練習して16時間休む」よりも、「3時間の練習を2回行って、9時間ずつ休むほうがよい」という意味です。

 

ピアノの練習は無理強いさせず、上手にモチベーションアップを

ただ、感覚は人それぞれ違うと思います。

本人に合った練習スタイルを見つけるためにも、練習のやる気をアップさせる方法を考えてみてくださいね。

 
 コラムニスト情報
小川 瞳
性別:女性  |   職業:ピアニスト

ピアニストとして東京や茨城を中心に、ソロの演奏会やオーケストラとの共演など、数多くの演奏活動を行っております。
音楽心理士の資格も持ち、トークコンサートやコンクールの審査員もつとめております。
また長年に渡り執筆活動も並行して行っており、小説を3作品出版しております。
こちらのサイトでは、幼少時よりピアノを学び続け、クラシック音楽の世界に身を置く私ならではのコラムを執筆できたら、と思います。
よろしくお願い致します。
小川瞳 公式ホームページ https://ogawahitomi.amebaownd.com/

小川瞳作曲 笑顔のBGM
https://youtu.be/Qrt-stZPTb8