犬のしつけ相談! 叱る or 叱らない、どっちが正しいの?
犬のしつけ方で、悪いことをしたら「ダメ」や「ノー」と言って叱るのか、それとも叱らずに褒めて育てるのか、悩みますよね。上手にイケナイことをやめさせる方法をドッグトレーナーが紹介。
犬のしつけをするときに、悪いことをしたら叱るのか、それとも決して叱らずに褒めて育てるのか、インターネットやしつけ本の情報を見ていると迷うかもしれません。
「できるだけ叱りたくないけれど、”悪いことは悪い”と教えなければいけない気もするし…」と、葛藤しているオーナーさんのために、今回は、ドッグトレーニングの場面で、叱るべきか、叱らないべきかというお悩みにお答えします。
よく、「叱ることと怒ることは違う」と言われます。
叱るのは理性的で、怒るのは感情的、という表現をされることがあります。
イメージとしては分かりますが、基準があいまいなのでよく分からない部分です。
例えば、子犬が人の手や洋服にじゃれつき、時に強く噛んだとします。
そんなとき、「ダメ!」「コラ!」と言葉で叱ったり、ひっくり返して抑えつけたりしなさいというトレーナーもいます。
何か止めてほしい行動があるときに、「ダメ!」といって止めたくなるのは分かりますが、犬(特に子犬)にとっては、何もしないでいるというのはとても難しいことです。
遊びたくて仕方がないのに、「じゃあ、どうやって遊んだらいいの?!」となってしまうのです。
- 噛んだら痛い
- 家具は噛まないで欲しい
そんなオーナーさんの気持ちを伝えるための言葉を一つ決めましょう。
「ダメ」が一般的ですが、統一して使うのであれば、どんな言葉でも大丈夫です。
「イケナイ」や「ノー」を使っている方もいらっしゃいますね。
- 噛んじゃダメ
- 飛びついちゃダメ
- 吠えちゃダメ
ただ、これだと犬は、どうしたらいいのか分からずにストレスを溜めるばかり。
余計に問題行動が増えてしまいます。
Point3. 「してほしいこと」「してくれたら嬉しいこと」を伝えて褒めよう
例えば、飛びつく行動を止めてほしいならば、代わりに座るように教えてあげましょう。
犬にしてほしいこと(正解)を教えてあげると、上手くいきますよ。
「ダメ!」だらけの生活から抜け出せますように…
人間とは習性が違う犬との暮らし。
人にとっては問題となる行動が起こることがありますが、どうしてくれたら嬉しいのか、どうやったら犬にストレスなく正解を教えてあげられるのかを考えると、「ダメ!」だらけの生活から抜け出せるはずです。
みなさんとイヌの暮らしが「イイコ!」の声でいっぱいになりますように。
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「イヌと人の笑顔を少しでも増やす!」という目標のために、
Vancouverへ渡航。
現地のドッグトレーナー養成学校で、「おやつや体罰を使わない」
オーナーさんとイヌの絆をつくる というトレーニング方法を学ぶ。
卒業後はドッグウォーカーや、Dog daycare
(犬の預かり施設)に勤務。
帰国後、動物病院での業務を経験。
Dog indexドッグトレーナー 神奈川担当として活動中。
神奈川県内の動物病院にてパピー教室、相談会を担当。
*College of Canine Behavioral Science(Vancouver, Canada)卒業
*動物看護師統一認定機構認定 動物看護師
*愛玩動物飼養管理士
*愛犬飼育管理士
パートナー犬は、2011年生まれのシェルティー。
Kiitos(キートス)♂です。
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