新月のサハラと砂漠のノマド ・山のノマド - Latte

新月のサハラと砂漠のノマド ・山のノマド

  • 旅行期間: 2015/03/17 ~ 2015/03/25
  • 作成日:2015/08/18 02:32
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海外の旅。
場所によっては交渉してツアーをアレンジしたり自分で現地の交通手段を使って旅すると
普通は通り過ぎてしまうところに立ち寄ったり
そこに暮らす人々と縁を持つことで
より深くその国にふれる充実した旅をすることができます。

今回はモロッコのサハラ砂漠と遊牧民(ノマド)の人々に出会うため
現地でツアーを探して交渉し、自分好みの旅をしてみました。

気の向くままに旅した南モロッコ8日間の旅行記。
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◼︎◼︎1日目◼︎◼︎


【マラケシュ】

マラケシュに着いてさっそく旧市街へ。


中央右寄りの男性が着ているのは伝統的な民族衣装”ジュラバ”。
モロッコでは男女問わず日常的にこのジュラバをまとっている人

を多く見かける。

フードが付いていて裾がひきずるほど長く、

着ている姿はおとぎ話の魔法使いのよう。


マラケシュで一番の見所である北アフリカ最大級のスーク(市場)は

迷路のように入り組んでいて通りによって売るものが分かれている。


【ランプのスーク】


【陶器のスーク】


【薬草や化粧品のスーク】



歩いているだけでどんどん声をかけられて

ちょっとでも立ち止まれば値段交渉のやり取りがスタート!

そんな買い物の方法に慣れていないせいで最初は疲れがハンパ無い。


疲れきったころ、

スークの奥にローカルな感じのタジンの屋台があったのでそこでお昼ごはん。


野菜のタジン モロッカンサラダとパン付きで30dh(約390円)

スパイスが効いてて美味しい。
具を潰しながらパンに付けて食べるのが美味しい食べ方だと、

身振りと片言の英語で地元の方に教えてもらった。


【ジュマエルフナ広場(フナ広場)】

通称フナ広場と呼ばれるスーク(市場)の入り口 。

日中はただ広いなーというイメージ。

大道芸や名物フレッシュオレンジジュースの屋台が所々あるだけ。


夕方。

イスラム教の礼拝時間を知らせるアラビア語の呼びかけ『アッザーン』が

モスクから大音量で響きわたる。

昼間は広々としていたフナ広場は日がくれてくると所狭しと屋台が並び、

炭火で調理する芳ばしい匂いが立ち込めてどんどん賑やかに。


夜のフナ広場でトライしたいのが、ベルベルウィスキー1杯2dh(約26円)

下に火の入った大きなタンクから温かいベルベルウィスキーをついでくれる。

お酒じゃなくて甘いお茶。

ジンジャー、ナツメグ、シナモン、アニスなどのスパイスでかなり濃厚。

確かにウイスキーに似てるかも。

疲れた胃腸に効きそうな、クセになる味。
食べ歩きのシメにおすすめ!



◼︎◼︎2日目◼︎◼︎


【サハラツアー】

早朝、ジュマエルフナ広場から出発。
効率よく見所に立ち寄りつつアトラス山脈の麓で一泊・砂漠で一泊計2泊3日でサハラ砂漠へ行って帰って来るのが基本のツアー。


でも砂漠に行くのに一泊じゃもったいない!ので

私は最終日のツアーを抜ける代わりに砂漠でもう一泊出来るように手配。


ミニバンに乗ってアトラス山脈を越え、点在するオアシスの村々へ。


【アイト・ベン・ハッドゥ】

映画「グラディエーター」などのロケ地で有名なオアシス。


盗賊対策のとられたカスバという構造で、

入り組んだ道や一階に窓がないなど要塞のような造りになっている。


防犯用の細い路地をお土産のディスプレイとして活用。
交易の中継地点として栄えていた当時も、

こんな風に市場が開かれていたのかもしれない。



◼︎◼︎3日目◼︎◼︎


【ティネリール付近の集落】

モロッコ絨毯の製作風景を見学。もちろん購入もできる。


織り機。


糸を紡ぐ道具。


糸を紡いで染色する事から始めて、1人の女性が数ヶ月かけて完成させるそう。


図面も無いから全てが一点モノで、どれもが立派な作品。

織り手によってかなり特徴があって、いくつか見ていくと同じ人の織ったものがわかるようになってくる。


日本だったら『作家もの』なんて呼んで個人にスポットライトをあてる売り方もあるんだろうなと思うと、現地の物価からすればかなり高額なはずの売値さえ安価すぎる気がしてしまう。


そう感じた後。

徐々に、考え方が変わってきた。

モロッコを旅する中で常に付きまとう値段の交渉が、

最初はただひたすら騙される怖さとの戦いだったけれども

繰り返すうちに自分の価値観を見つめるのに良い機会になっていた。

原価や相場じゃなくて自分がいくらだと思うのか、その価値を認められるのか。


もちろん、自分の懐具合とも相談してだけれど!(笑)


ここでは買い物をしなかったけれど、織り手の女性とコミュニケーションを取ることができ有意義な時間を過ごす事ができた。



【メルズーガ】

砂漠の入り口の街メルズーガ。


ラクダに乗って今夜の宿泊先、砂漠のノマド(遊牧民)のテントへ。


大砂丘の上から見たテント。


夕食の後は皆で民族楽器を演奏。

みなさんボンゴがほんとに上手い...!

すこし叩かせてもらったもののついていけず。


砂嵐にあって夕日は見れなかったけれど念願の満天の星空!


ずっと眺めていたかったけど寒すぎて限界。

テントに逃げ込んで毛布にくるまるうちに気づいたら寝てしまっていた。



◼︎◼︎4日目◼︎◼︎


朝、再びラクダに乗ってメルズーガのホテルへ。


ホテルでシャワーと朝食をとって、他のツアー参加者とお別れ。


砂漠でもう一泊する為に再びテントに戻るも、雨が降り夕日は見れず。


砂漠にも雨が降る!

驚きをノマドの人に伝えたら

「たいていの人がそう言うよね。」と苦笑いされてしまった。


翌朝の朝日もあまり恵まれず風があり砂丘がくっきりみえない。

この写真、ぴんぼけではないんです...。



◼︎◼︎5日目◼︎◼︎


ラクダと
宿のスタッフの方々と
砂漠をふらふら。


砂漠は灼熱のイメージだけれど、春先は日中でもフリースがいるような気温。

滞在中は毎日夕方砂丘に登って景色を眺めた後、

ツアー客の案内を終えたスタッフ達とボンゴを教えてもらって過ごす日々。



◼︎◼︎6日目◼︎◼︎


毎日砂漠じゃ飽きるだろうと心配してくれた宿の人がバイクで15分ほどの

場所にあるLac Dayet Srij という大きな湖に連れて行ってくれた。

砂漠のすぐ近く木もなにも無い中に突然現われる巨大な水溜まり。

乾いてしまわないのが不思議。


地元で有名な夕日スポットらしく、ちょうど雷雨が来てこんな景色に。

鮮やかな赤色がとても幻想的な光景だった。



◼︎◼︎7日目◼︎◼︎


【トドラ峡谷】

砂漠を後にして、来る途中で気になった場所へ。
トレッキングをしながら山に住むノマドに会える場所があるらしいので

そこへ行ってみることに。


トドラ峡谷の岩壁。

岩が物凄い迫力で両側から迫って来る。


ロッククライミングを楽しむ人の姿をたくさん見かけた。

こんな所を登る人がいることにも驚きだけれど、

この上を選んで住んでいる人が居る事にも驚く。


私は流石にここを登るわけでなく、峡谷を抜けた先からトレッキング開始。


写真に写っている青い服の人物は偶然出会って案内を申し出てくれた

ベルベル人の青年。ベルベル人とは北アフリカに多く住んでいる人種で、

モロッコではかなりの人口を占めているらしい。そんな彼のルーツや、

このトドラ峡谷の成り立ちを聞かせてくれるのに相槌を打ちながら

息を切らして必死についていく。


3時間くらいのコースだと聞いていたけれど

体力のない自分にはかなり厳しい道。


3時間半ほど登った先で、ノマドの暮らすテントに到着。



たくさん人が訪れるからか、物怖じしない子供たち。


自家製のお茶とパンをご馳走になりながら、

テントで休憩させていただいた。


ノマドのお茶っ葉。
山に自生するハーブ。
ローズマリーとオレガノを足したような強い香り。


調理場。

ちょうどパンを焼くところだった。


下りはまだ楽な道だったけれどもそれでも

1時間半かかって麓に帰還。

往復5時間の中々ハードなコースだったけど、

景色も素晴らしくテントで暮らすノマドの子供達が可愛かったので大満足。



◼︎◼︎8日目◼︎◼︎


案の定筋肉痛になりながら最寄りの大きな街ティネリールから

CTMという会社の長距離バスでマラケシュへ。

バスターミナルで当日にチケットを購入。


【ティネリールのバスターミナル】

ティネリールは割と大きな街だけれど観光の街では無いので、

かなりローカルな雰囲気を楽しむことが出来る。

商売をしている人の押しも強くないので月曜日の市場やスークで

落ち着いて買物をするのも楽しい。


朝のバスに乗って、昼過ぎにマラケシュに到着。



マラケシュ最大のモスク、

クトゥビーヤの巨大さに都会に帰ってきたなーと実感。



ほんのちょっとだけれど垣間見れた素朴な町並みやノマドの生活、

多くの人とのやり取り一つ一つがモロッコの素の魅力を感じさせてくれ、

辿った距離以上に旅をした実感を得ることが出来た。


次に訪れるときは、もう一度会いたい人に会うための旅をしようと思う。

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