更新が多すぎる!わかっているのにやめられない「SNS依存」の対策

Twitter、Facebook、Instagramなどの更新頻度が高い人は、SNS依存の予備軍かも?生活に支障が出るほど頻繁に書き込みをしてしまう、止められないという人は「SNS依存」の危険あり!至急対策をとりましょう。

執筆者: 石割美奈子 職業:臨床心理士 メンタルコーチ プロ家庭教師
「SNS依存」の対策!そんなに頻繁に更新してたら、ドン引きされてるかも…

こんにちは、 えむ心理研究室の石割美奈子です。


前回、SNSの更新頻度が高い人がSNS依存に陥る心理について書かせていただきました。

 

 

今回は、更新が多い人のSNS依存の改善方法についてお話しします。

 

 

対策1「スマホに触れる時間を限定する」

SNS依存に陥らないようにするには、まずはやはり物理的にスマホと距離をとることです。

自分は依存症? 見極め方は他の◯◯依存症と同じ
  • 自分の意志でスマホを手放せない。
  • ダメだとわかっているのに、SNSをしてしまう。

 

このような具合なら、SNS依存症になりかけている可能性が高いです。

いけないと思っているのにしてしまう
自分の意志では断ち切れない

 

アルコール依存や薬物依存と同じです。
ここが、依存症かどうか見極めるポイントのひとつになるでしょう。

 

 

特に夜、寝る前にスマホをいじるのは一番ダメ!

夜寝る前にスマホを見ると、ライトと目の関係で寝つきが悪くなったり、目に良くなかったりすると言われていますが、それだけではありません。

加えて、心理的にも悪影響を及ぼします。

寝る前に脳に入ってきた刺激は、寝つきや睡眠の質、そして翌日以降の心身に影響します。

スマホ、特にSNSには、刺激がたくさんあります。

ましてや、自分で投稿するとなったらさらに刺激が強まります。

  • 「さっき投稿した写真、見た人はみんなどう思うかな」
  • 「コメント、みんな見てくれるかな。どのくらい反応くるかな」


ちょっとした期待だけならまだいいですが、「変なふうに思われたらどうしよう」とか「誰からもスルーされたらどうしよう」といった不安も生まれがちです。

すると、寝つきが悪くなったり、睡眠の質が低下したりすることにつながります。

不安になっていると、翌朝起きるとすぐにレスポンスをチェックしがてら、朝ごはんの画像や通勤通学途中に撮った写真などを投稿してしまうでしょう。
結果、SNSを断ち切れない生活になってしまいます。

 

 

そんな生活をやめるためには、次のようにSNSをする時間を決めてしまうのが良いでしょう。

 

  • 「夜寝る前はSNSしない」
  • 「SNSするのは◯時〜◯時の間」


そして、空いた時間は、趣味やスポーツなどでリアルな人間関係を構築すると、さらに効果的です。
SNSという目に見えない相手との微妙なやりとりでなく、直接的な人間関係の中で相手を思いやり自分も楽しむ…そんな「現実感」がSNS依存など吹き飛ばしてくれるでしょう。

対策2「ナルシスト」って思われてもいいの?・・・客観性と自制心が大事
SNSにアップしまくってる人って、他の人からどう見られてる?

「もっと自分を知ってほしいから」という理由でSNSに自分のことをアップしまくるのは、SNS依存気味でもあるかもしれませんが、もっと奥深い心理的な原因があるのかもしれません。

「SNSにコメントや写真をアップしまくる人、更新頻度がすごく多い人」って、どう思いますか?
自分自身に問いかけてみてください。
別の人に置き換えて考えてみてもいいでしょう。

友達で、SNSの更新頻度がすごく高い人がいるとしましょう。
毎日、たくさんコメントや写真をアップしています。
あなたはその友達にどんな印象を抱きますか?

コメントや写真の種類にもよると思いますが、更新頻度が高いだけで、次のようにネガティブな印象を与えることも少なくないと思います。

  • 「暇なのかな」
  • 「仕事(勉強)、ちゃんとしてるのかな」
  • 「SNS依存気味なのかな」
  • 「何度もアップするのはちょっとナルシストっぽいな」


あまり、このような印象は人に与えたくないですよね。

「アップしたいけど、今日何回目?」・・・抑止力は自分の心です。

他者から「暇」「SNS依存」「ナルシスト」などと思われたくないなら、まずはSNSに投稿してしまう前に
「今日、何回め?」と自問自答しましょう。

「自分が他者からどう思われるか」をイメージし、客観的に自分を見ることが、SNS依存の抑止力になるのです。

 
 コラムニスト情報
石割美奈子
性別:女性  |   職業:臨床心理士 メンタルコーチ プロ家庭教師

えむ心理研究室室長、臨床心理士の石割美奈子と申します!よろしくお願い致します。

スポーツトレーナー、メンタルコーチ、心理相談員の経験を経てさらに心理学を深く学ぶ必要性を感じ、東京国際大学大学院臨床心理学研究科(博士課程前期)を修了。
臨床心理士の資格を得て、心理カウンセラー、メンタルコーチ、スポーツメンタルトレーナー(テニス・バレーボール等)、およびプロ家庭教師として活動しております。

2013年、心理学・教育学・スポーツ科学の統合的な研究と専門性を活かしたメンタルサポートをポリシーとする「えむ心理研究室」を立ち上げました。


【臨床心理士および「家庭教師カウンセラー」として】
心理カウンセラーとしては、精神分析を専門としており、主にカフェにてカジュアルなかカウンセリングを提供しています。
訪問心理療法、オンライン相談も承っております。

また、全国でも珍しい【臨床心理士でありプロ家庭教師でもある「家庭教師カウンセラー」】として、ご近所から遠方にお住いの方まで、幅広く学習支援と心理的な支援を同時にさせて頂いております。

得意な相談内容は以下のとおりです。

・不登校・ひきこもりの方と親御さんの支援
・発達の特性を持つ方と親御さんの支援
・夫婦関係の改善支援
・親子関係の改善支援
・精神分析的リワーク(復職支援)
・職場の人間関係の改善支援

日常生活ではなかなか得られない、心理的な洞察を深める和やかな相談時間をお約束します。

日本では「カウンセリング」というとまだまだ抵抗のある方も多いかと存じますが、より充実した日々を送るためのツールのひとつととらえて頂ければ光栄です。
どうぞお気軽にご相談ください。


【メンタルコーチとして】
スポーツ選手の方、
難関校合格を目指す大学受験生さん、
コミュニケーションに課題を感じる方を対象に、
メンタルコーチングをさせて頂いております。

勝利のために、夢を叶えるために、より良い対人関係のために。

精神分析を主軸とした自己洞察やイメージトレーニング、ロールプレイングなどを通じて一緒にがんばってまいります




コラムlatteでは心理学関連の記事を担当させていただきます。
ご覧くださった皆様にひとつでも参考にしていただける部分があるような、皆様の役に立つ記事を書き続けてまいります!


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