指輪の刻印どうする?スタンダードな定番メッセージから、気の利いたモチーフまで!

指輪の内側には刻印を入れるのがおすすめ!日付とイニシャルを使った定番の例、アレンジを加えたパターン、愛の一言メッセージ、2つの指輪を重ねると一つの模様になるモチーフなど紹介。

執筆者: 飯田馨 職業:手作り指輪専門家、緋銅作家
指輪の刻印例!定番から、世界で一つだけのモチーフまで

こんにちは、自分でコンセプトから制作まで行う“田流派”の手作りジュエリー工房「リンプラ」の飯田馨です。


結婚指輪を購入したカップルの意見として、内側にイニシャルや記念日などふたりの好きな刻印を入れることで、既成品であっても、ふたりにとってさらに特別なものと感じているそうです。

 

一方、これから結婚指輪を購入しようとしている皆さんは、刻印についてどうお考えですか?

 

  • 「刻印は必要なの?」
  • 「どんな刻印を入れたらいいの?」
  • 「定番ではない刻印は何?」

 

このように、お悩みの方も多いと思います。

そこで今回は、指輪の刻印についてご紹介したいと思います。

 

 

みんな刻印は入れるの?

当工房で結婚指輪を手作りするカップルの方は、100%刻印を入れます。
つまり全組が入れるのですが、世間一般の調査結果では刻印を入れないカップルもいるようです。

刻印を入れない理由は「入籍日まで時間が迫っていたから(刻印を入れるのに日数が必要だった)」と「後日でも入れられるから(そのまま時間が過ぎた)」と、時間とタイミングの2つが原因なので、これを解決できるご提案をすれば、100%という数値になります。

 

定番の刻印は、「西暦年月日 + &」もしくは「西暦年月日 + to」

結婚指輪の内側に刻まれているものと言えば、ふたりのイニシャルや記念日をイメージする方は多いと思います。

当工房でも、「日付」と「イニシャル」の刻印は定番の組み合わせです。

 

「To」の使い方は、女性の結婚指輪であれば、「男性のイニシャル to 女性のイニシャル」で「男性から女性へ」となります。

 

  • 2017.11.22  K & Y
  • 2017.11.22  K to Y

 

少しアレンジしたいなら…

定番ではありませんが、「平成年月日」や「from 名前」と入れたり、&の代わりに「❤」「∞」を使ってイニシャルをつないだりする方もいます。

 

H29.11.22

From Ken

K ❤ Y

K ∞ Y 

 

また、たまに「“×”はどうですか?」と質問されることがあります。

確かにcoolでかっこいいスタイルですが、縁起が悪いイメージもあるので、お勧めはしていません。

 

愛の言葉のメッセージも人気!

ほかに、結婚指輪の内側に愛の一言メッセージを刻印するのも定番と言えます。

 

英語なら
  • LOVE(愛)
  • with you(あなたと共に) など

 

日本語なら
  • ありがとう
  • ずっと一緒に など

 

英語と日本語以外にも、フランス語、ドイツ語、中国語、ラテン語などの言語を用いるのも素敵ですね。

 

なお、女性の指輪は、内径が小さいので、内側に入れられる文字数が限定される場合もあり、フレーズを入れる方は少ないです。

 

当工房のお客様が選んだ「定番ではない気の利いた刻印」とは?

当工房お客様が選ぶ刻印パターンの一つに、2つの指輪を重ねると1つのモチーフが現れるというものがあります。

モチーフには、「ふたりのイニシャル」「ハート」「模様」などがあります。

 

中でも、気の利いた刻印としてご紹介したいのは、二人のそれぞれの名前に着目した例です。

新郎の名前に使われている漢字「文」と、新婦の名前に使われている「綾」、その共通の読み方である『あや』を、線が交わるという意味合いの模様として刻印しました。

 

それが、下の写真です。

2つのリングを重ねることによって、ひらがなの『あや』をデフォルメした模様が浮かび上がっているのが、おわかりいただけましたでしょうか?

指輪の内側に、ひそかにお二人だけがわかる模様が刻印されているなんて、お洒落ですね。

 

 

※当工房では、指輪の原型となるワックス(ロウ材)を使い、自分たちで削ったり、彫ったりして作り上げますので、一般の依頼する刻印とは異なり、自分たちで内側に刻みます。

 

ふたりでよく話し合って決めれば、きっと満足できる!

歴史を遡ると、13世紀頃には、指輪の外側または内側に詩や愛の言葉などを刻み込む「ポージーリング」という結婚指輪が存在したことがわかっています。

刻印には、“2人の愛をより大切にしたい”という想いが現代にも受け継がれていると考えると、素敵なことだと思いませんか?

 

結婚指輪の内側に刻印を入れるときに悩むのは、当たり前!

これから購入される方は、ぜひ結婚指輪の内側に刻印を入れることをお勧めします。


最後に、私からアドバイスを送ります。

イニシャル、日付、メッセージ、記号、イラスト、動物、家紋など、刻印の内容に正解も不正解もないです。

例え定番でも、ふたりでよく話し合って、決めたなら満足されています。

 

ぜひ、身近で結婚指輪をしている方に、刻印を選んだ理由を聞いてみてください。

その中で共感できる考えや素敵なエピソードがあれば、自分たちが結婚指輪を選ぶ際の参考にしてほしいと思います。

 
 コラムニスト情報
飯田馨
性別:男性  |   現在地:東京都台東区台東3-3-1 2F  |   職業:手作り指輪専門家、緋銅作家

初めまして。手作り指輪の専門家、飯田馨です!

東京都台東区台東にある工房でRINPLA(リンプラ)を営んでいます。
“自分で欲しいデザインを自分で手作りする”という自由な発想で「世界にたった一つの手作り指輪」を手に入れることができます。これまで、手作り指輪を体験された方が完成した指輪を見て本当に嬉しそうな姿や感謝の言葉を頂きました。

年々手作り指輪の認知が高まる傾向は、とても良い事だと私は考えています。
また、指輪を手作りする目的は、贈る方と贈られる方の絆を深める心願成就です。
そのために、誰もが「想い」を指輪に込められることができる技術をもった専門家が必要で、その技術を提供できることがこれからは手作りに求められると考えています。

これまで、手作り指輪の世界を手作りした方達と一緒に創造して成長してきました。
その創造の目的は、幸福の拡大です。そこには贈る方だけではなく、職人も含め関わる全ての人がその創造を実現していくことを目指します。

見せる指輪ではなく、語れる指輪
100年先も語り継がれる物語を指輪という途切れることのない永遠のカタチにします。

RINPLAは、感動と喜びを増やすを理念に、手作り指輪取扱説明書入門編を作りあげ、1組1組自由な発想で想いを込める手作り指輪の普及活動に取り組んでいます。
自分でコンセプトから制作まで行う手作りジュエリー工房リンプラ
HP:https://www.rinpla.jp/