産休前に準備しておくことと注意点

執筆者: colonna
はじめに

結婚して半年も経つと夫婦生活のリズムが掴め、家族計画の話題もあがりだしますね。

妊娠、出産を迎える前に是非知ってもらいたいことがあります。

 

 

妊娠過程でのトラブル

妊娠過程で起こる代表的なトラブルといえば、流産、切迫早産、妊娠高血圧症、前置胎盤、胎盤剥離などです。会社勤めの妊婦さんは、ストレスを抱え込みやすかったり、通勤状況が悪かったりと外的環境が原因で思わぬ妊娠トラブルに遭遇してしまうかもしれません。

 

どんなに健康な女性でも、妊娠だけはどんな経過をたどるかはわかりません。寝返りをうつだけで吐き気に悩まされ、自宅から出られない妊婦さんもいるようです。

万が一、長期入院となるケースもあり得ます。

ある人の場合は、切迫早産により妊娠26週で陣痛が来てしまい、点滴によってお腹の張りや痛みを止めることでなんとか無事に問題なく元気な赤ちゃんを生む事ができました。

 

産休前にしておくこと

 

産休や育児休業を取得予定の妊婦さんには、急な入院は生活費を圧迫させかねませんね。産休前に入院するその間の収入について次のような手段があります。

 

1. 「傷病手当」を申請する(全国健康保険協会)

2.  妊娠前に、女性に手厚い生命保険に加入しておく

 

「傷病手当」はうつ病などにも対応しており、会社を休業しても「傷病手当」として支給されます。

「生命保険」に関しては、妊娠に伴う入院は保険がおりないこともあるので、加入に注意が必要です。

 

ある人の場合は、上記二つの利用でなんとか生活費に困らずに乗り越えられました。妊娠にかかる入院が発生する場合や、自宅待機を余儀なくされたとしても、収入が途絶えることなく安心して妊婦生活が送れるのはありがたいことです。

 

妊娠期間中に仕事する場合の注意点

妊娠期間中に会社で働く際に特に気をつけたい事項は、「妊娠の報告のタイミング」や「妊娠経過に伴うトラブルがあったとき」

 

重たいものを運んだり、長時間に渡り立ったまま作業をしたり、お腹に力を入れるような仕事は配置転換を会社側に求めることが必要となっていきます。この場合は、会社への早めの報告をお勧めします。人事配置を早急に進めなければならない必要性がありますので、なるべく経営者に迷惑のかからないようにしたいものです。

 

それから「妊娠過程に伴うトラブル」に関しては、吐き気、腹痛、お腹の張りなどが上げられますが、そういった症状が現れたら、まずは無理せずに上司に相談し、可能であれば横になるのが一番です。それでも、症状が回復しない場合、かかりつけの産婦人科などに問い合わせる必要があります。一つ注意が必要ですが、会社内で苦しそうにしてる姿や横になる姿は、同僚や、会社上司にはあまりいい態度と写らないようです。

 

時には、残念な見解ですが「給料泥棒」だとか、「妊婦を盾にいいように働いている」という見方があるのが事実で、俗に言う「マタニティハラスメント」にあってしまいます。

 

確かに男性は、妊娠を経験することができませんので、100%理解は不能と考えるとそういう見方をする上司も少なからずはいるでしょう。

 

要するに、症状が回復しない場合は、症状が安定するまで1週間でも2週間でもしっかりと休養するということに限ります。お腹の赤ちゃんが「お母さんが安静する」ことを望んでいるからです。仕事上、「まわりに迷惑がかかる」などこの時ばかりは必要のない考えなのかもしれませんね。

 

妊婦自身がご自分を理解、ご自愛し、そして妊娠生活を快適に過ごすことができるといいですね。