話が続かない、途切れる、広がらない…「雑談力」を上げるちょっとしたコツと、トークを盛り上げる会話術

執筆者: 竹内慎也 職業: 人材育成のウィル・スキル・アソシエイト株式会社 代表取締役
はじめに

考動型営業育成トレーナーの竹内慎也です。


雑談の力が落ちているということを時々耳にしますね。
これは、メールを使ったインターネットでのコミュニケーションや、その他LINEやFacebookといったソーシャルなコミュニケーションが発達したからだと思われます。


しかし、結局仕事はそのようなメディアだけで完結することはまだまだ少ないです。
特に大きな話になればなるほどです。


ではどうしたら良いのでしょうか。
答えは雑談力を身に付けておくことです。

雑談は人間関係を良好にするためのとても良いポイントとなるのです。
しかし、逆に言えば相手を退屈で仕方なくしてしまうものにも繋がります。

雑談をするときには、以下の3つの点が大事であると考えられます。
その3つのポイントをご紹介していきましょう。

 

 

ポイント1 普段から様々な情報を入手しておく

雑談のベースとなるのは、あなたの体験経験知識などが多いです。

また、それ以外に見聞きしたものも雑談には欠かせません。


そのため、普段からどれだけ知識量を増やしておけるかが重要なポイントになります。

 

これを効果的に行うにはただ1つです。

行動しましょう。
色々なことにお金と時間を使うことで様々な情報を得られ、それがそのまま雑談となるのです。

 

ポイント2 人の話を聞く習慣を身に付けておく

雑談を的確にするには、話さないといけないという呪縛から解放されておくことが大切です。

 

これに囚われている限り、雑談は上手になりません。
良い雑談をするには、話を聞きながら「こういう話をした方が良いかな」「こう話した方が効果的だ」といった形で仮説を立てておくことが大事です。

また、直感的に「この話はここで盛り上がりそう」と気づくことも大切です。


そのためには、話すことに必死にならず、聞くことで得るポイントを見付ける必要があります。


また、聞くことによる効果はそれだけではありません。
話を聞ける人には良い情報が来やすくなります。


なぜかと言えば、話を聞いてくれる人に、人は信頼を寄せるためです。
皆さんも話を聞いてくれない人よりは、聞いてくれる人の方が良い印象を持ち、色々とお話したくなりませんか。

 

ポイント3 ウケを狙うのではなく、関心を狙う

雑談とは笑いを取ることと勘違いする方も多いのです。

これは間違いです。


笑いがあればあることに越したことはありません。
しかし「へえ」「それ面白い話だ」という話には、笑いよりも興味が沸きます。


興味を持ってもらうこと関心を抱いてもらうこと、これを意識してみましょう。

 

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

このコラムを見て「そんなことで良いの?」と思われたかもしれません。

 

しかし、これを気を付けるだけで良いのです。
雑談はこのような習慣で行うと、会話の量も質も上がり、様々なシーンに対応出来るようになるのです。

 
 コラムニスト情報
竹内慎也
性別:男性  |   現在地:osaka,japan  |   職業: 人材育成のウィル・スキル・アソシエイト株式会社 代表取締役

大学卒業後、DJとして活動するも挫折。1年出遅れ、リフォーム訪問販売会社に入社するが、結果は出ず売れない社員となる。その後、ベンチャー企業への出向や、ECビジネスの新規事業に関わるも挫折し退職。
何もやることのない状態の中、 たまたま家にあった物をネット販売し売れたのをきっかけに、ネットショップ開設、アフィリエイトで月収120万円を達成。しかし半年後、有頂天の反動により急激に売り上げが下がり、断念する。
その後、株式会社インテリジェンスに転職。この時、「絶対にトップセールスになる」と誓い、翌年新人賞を獲得。さらに年間トップセールスに輝き、全国での入賞の常連となる。また、管理職に昇進後は、チーム・グループ単位でも連続入賞するなど個人でなく組織での業績貢献をする。
2009年、個人でセミナー・異業種交流主催団体「ファーストクラス」を会社勤めのかたわらスタートし、1年間で1000名以上を集客する。
2010年退職。フリーで研修講師として「質問力と仮説構築力・行動設計強化」の研修を実施。
2011年、法人営業研修会社「ウィルスキルアソシエイト株式会社」を設立。
代表取締役に就任し、 営業研修・階層別研修・業界特化研修・コンサルティングを開始。毎日講演を目標に、苦労体験から営業、コミュニケーションまで幅広いジャンルを持つ。現在は年間研修150回以上実施。
過去に開かれたセミナーの満足度は累計で98%に達している。

2012年6月に初の著書非エリートの思考法
を出版。若手、中堅、初級管理職の育成も手掛ける