季節の植物を使ったインテリアコーディネート集 -花飾りに、夏の思い出を閉じ込める-

執筆者: 宇野 知子 職業:フローリスト 花講師 アート作家
はじめに

こんにちは、フローリストの宇野知子です。


暑かった夏もあと少しですね。

汗だくになる炎天下の外出、寝苦しい熱帯夜、冷たい物の飲み過ぎによる体調不良…。
暑さが原因となる全ての事から解放されると思うと嬉しくなります。

でもその一方で、心の奥に少し寂しい気持ちがあります。

子供の頃の、楽しかった夏休みの思い出を引きずっているのでしょうか。

夏の終わりというフレーズを聞くだけで、なぜか心がシーンと静かになるようなセンチメンタルな気持ちなりますよね。


今回はそんな思いを素直に感じながら、夏の終わりの花飾りをご提案させて頂きます。

夏の終わりには

 過ぎ行く夏を思う時、皆さんは何を思い出しますか?

その、ちょっぴりセンチメンタルな思いを夏のモチーフと一緒に飾ってみましょう。

 

まずはモチーフ探しから
  • 籠バッグ
  • 麦わら帽子
  • 貝殻
  • 夏旅のチケットの半券
  • 水鉄砲          

 


他にも色々とありますよね。あなた自身の夏の思い出の品を探してみましょう。

しばらく飾りますので、この夏はもう使わないと思う物から探してみるのがポイントです。


飾る場所
  • リビングの飾り棚
  • 玄関の棚
  • 洗面台のスペース
  • 階段の踊り場
  • キッチン
  • ベッドサイド


飾るモチーフとそれ演出するコーナーを作ると、夏の終わりのストーリーはぐんぐん広がります。

ここでのポイントは、1日1回以上は眺められつつ邪魔にならない場所である事。

せっかく飾るのですからきちんと楽しみましょう。

モチーフと一緒に花や葉を飾る

 飾ると言っても、ただモチーフの横に添えるだけでOK。草花と一緒に夏の思い出の品があるだけで、あなたのオリジナルストーリーが生まれている事に気付かされると思います。



この季節に似合う自然の草花

夏を連想させる自然の植物を思い出の品と一緒に飾ってみて下さい。

ツルを伸ばした草花、熟す前に風で振り落とされた木の実、虫が食べた穴あきの葉など。

これらの草花は夏の思い出をより色濃くしてくれる事でしょう。


草花や実は、水に浸かっていなかったとしても、朽ちていく様子に終わりゆく夏への思いを重ねる事ができます。

そのままドライフラワーとして、秋に移行する自然の姿を楽しむのもお勧めです。


おわりに

テーマを、夏の終わりと深くすると季節をより細かく分けて楽しむことができます。
日本には四季がありますので、その移り変わりを繊細に感じることで、日常の時間をより一層大切にできる気がします。

終わりゆく夏に思いを馳せながら、新たな季節の始まりを心待ちにしてみて下さい。

きっと素敵な秋が訪れますよ。

 

 
 コラムニスト情報
宇野 知子
性別:女性  |   職業:フローリスト 花講師 アート作家

フローリスト
フラワーコーディネーター

フラワーショップ『La vie en Fleur』経営。
花教室運営に加えて、親子で楽しむ花のある生活を提案、
通信講座を企画し発信しています。

フラワーアート作家としても活動。
手作り雑貨サイト等で販売もしています。

著書
『花育のすすめ』(三省堂)

HP 
La vie en Fleur
http://www.la-vieen.co.jp/

楽天 フラワーギフト専門店Vivre
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フローリストの・・・葉っぱなまいにち
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