アラスカ=年中極寒はウソ!日本人が知らないアラスカの気候や特徴まとめ

執筆者: 武田ゆう子 職業:自営業(WEBデザイナー・PC講師)
はじめに

極地であるアラスカは何もかもが日本とは違いますので、何を見ても新鮮な感動を覚えます。

「寒い」というイメージが先行するアラスカですが、実はその間逆の季節「夏」には、想像とは全く違った新しい一面を見ることが出来ます。

 

今回は、日本とは全く異なる姿であるアラスカの、いくつかの驚くべき夏風景をご紹介します。 

 

アラスカの夏は短く暑い

 

アラスカは、年中寒い所だと思っていたり、夏があってもあまり気温も上がらないと思っていたりする人が多いのですが、実際のアラスカの夏は、短いけれども強烈な暑さになる土地です。

 

特に、6月から7月にかけては、平均の日照時間がおよそ20時間となり、気温も摂氏30度を超える日も続くことがあります。

日焼け止めを持っていかないと、一瞬で真っ黒に日焼けしてしまいます。

参考:アラスカ州アンカレッジ市の日照時間
http://in.weather.com/climate/sunRiseSunSet-Anchorage-USAK0012?month=6

 

深夜0時に沈んだ太陽は、たった数時間で再び出現し、その日の深夜まで空にいます。
太陽は朝に昇り、夕方に沈むという日本の常識は覆されてしまいます。

 

夏に出現する大きな蚊に注意

  

そんな短くとも厳しい夏を生きるアラスカの植物や野生動物の姿を楽しむため、デナリ国立公園や、カトマイ国立公園などの観光地には、毎年大勢の人が集まってきます。


ここで驚くべきは、蚊の多さと大きさです。

特に水辺に近付くと、日本の蚊の二倍はある大きな蚊が、瞬間的に羽音を立てて寄ってきます。

 

夏にアラスカを訪れ自然を楽しむ場合は、現地で虫除けスプレーを購入、もしくはアウトドア用の蚊帳を持参すると良いでしょう。

 

なお、日本の虫除けグッズは日本の害虫への対策として製造されているため、種類の違うアラスカの蚊には効きにくいことがあるようです。

 

花は苗から育てる…?

夏の短いアラスカには、短期間に花が咲き乱れます。

コットン・フラワーやタンポポといった自然の花は、夏には綿毛をそこかしこに飛び散らしています。

 


また、フェアバンクスのような都会では、夏に、店頭や家のベランダや庭先などに、色とりどりの花が飾られるように咲きます。

これらは人々が植えているのですが、この土地では冬から夏へと急激に季節が変ってしまうため、種からでは間に合わず、住民達は苗を買って育てるそうです。

 

その時期が同じくらいのタイミングであるため、一斉に町中に花が咲くように見えるとか。
日本の四季もめまぐるしいとは言いますが、アラスカの気候の激しさには適わないですね。

 

おわりに

アラスカの夏をご紹介しました。

極寒の印象ばかりあるため、イメージしていたものと大きく違ったのではないでしょうか。

 

夏にアラスカ旅行をする際は、ぜひ上記のことを頭に入れて観光をして下さいね。 

 

 
 コラムニスト情報
武田ゆう子
性別:女性  |   職業:自営業(WEBデザイナー・PC講師)

WEB制作とPC講師を生業にしています。
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旅行が好きで、休みの日は大半外出しています。