フルーツや野菜に絵を刻む!カービングでおすすめのタイ教室まとめ

執筆者: taeco 職業:タイ・バンコクアドバイザー
はじめに


タイには、たくさんの伝統工芸があります。

中でも、タイ・カービング(Carving/彫刻)は、700年以上前のスコータイ王朝時代、果物や野菜に装飾的な彫刻をしたのが始まりで、宮廷で発達したと言われている工芸の一つです。

 

1934年、文部大臣がタイ各地から集めた教師を対象に研修を行い、全ての階級の人へと広まりました。

現在では、中国日本、そしてその他の国々で実践されるようになっています。

 

今回は、そのタイ・カービングの魅力をご紹介できればと思います。

 

カービングの種類 

 

カービングには、様々な素材が使われます。

スイカ、メロン、パパイヤ等の果物を装飾するものは、「フルーツ・カービング」と呼ばれます。

 

 

また、キュウリや大根、カボチャ等の野菜を用いる「ベジタブル・カービング」があります。
皮があり色の変化を楽しめるものや、実がしっかりしており、変色しにくい果物や野菜が用いられる傾向があります。

 

カービングの目的

果物や野菜を用いたカービングの本来の目的は、料理がより魅力的に、より美味しそうに、そしてより食べやすくなることとされています。

また、お客様をおもてなすという意味が込められたものです。

 


贈答品にも使われる、石鹸を素材にした「ソープ・カービング」や、ろうそくを素材にした「カービング・キャンドル」等もあります。

 

日本人が通いやすい、タイにあるカービング教室

以下に示す通り、現在、本場タイでは、カービングを習える教室がたくさんあります。

地味な作業が求められること等から、好みは人それぞれのようですが、教室によっては、1レッスンに20人前後の日本人が集まっています。

 

タイ・バンコクの習い事として、大変人気の一つと言えるでしょう。

 

タイ・カービングの体験を

 

上記で紹介した教室では、1回あたり、おおよそ400~800バーツ程度で体験レッスンが受けられるでしょう。材料代が含まれていない場合もあります。

 

教室によっては、レベルにもよりますが、自分が用意する材料で、希望のデザインのレッスンを受けられる場合もあります。


日本語を話せるタイ人の先生もおり、日本語での問い合わせにも応じてくれる教室があります。

住居やホテルからの近さ、認定書の発行有無、トータルでかかる値段、教えて貰える内容等、気になる点は、事前にチェックしておくと、より充実したレッスンとなるでしょう。

 

おわりに

タイ旅行・タイ生活の機会があり、興味のある方は、タイ・カービングを体験してみるのはいかがでしょうか。

 
 コラムニスト情報
taeco
性別:女性  |   職業:タイ・バンコクアドバイザー

2011年10月~、夫の転勤で、タイのバンコクで暮らしています。
「taecoのバンコク日記」http://ameblo.jp/ta-eco/や「Food Decoration/フード・デコレーション/แกะสลัก」http://fooddecoration.blog.fc2.com/ を執筆。

学生時代&社会人時代は、国際的な開発・環境問題について学び、フィールドワークを通した調査研究等していました。主に、自然環境の再生や創造、環境教育についてが専門です。美しい自然や限りある大切な資源を未来の世代にも継承していくため、今後も、何らかの形で、情報発信や活動に関わることが出来ればと思っています。

 

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