こんにちは、マナー講師のやまだ理沙です。

葬儀は亡くなった人をあの世へ送るための大切な儀式です。
儀式のマナーを知っておくと慌てなくて済みます。

別れは突然の知らせだったりしますので、急に慌てて駆けつける場合も、失礼のないように最期のお別れができるようにしましょう。

洋装の場合、全身黒であれば、スーツやワンピースなど形は問いません。

お通夜は紺やグレーなどの地味な服装で参列するのが本来のマナーですが、最近はお通夜にも喪服で参列する人も多いです。

基本的に儀式では、肌は出さないようにするものです。

夏でも、なるべくボレロを羽織るなどしましょう。

ミニスカートはタブーです。
儀式では正座をする場合もありますので、タイトやミニはよくありません。

ひざ下5センチくらいあれば足を崩してもあまり目立ちませんし、座ることで丈が短くなってしまうこともありません。

肌色ではなく、黒を選びましょう。 

つま先やかかとが見える靴、サンダルやミュールはふさわしくありません。

洋服同様、足先も露出はしないようにしてください。

ヒールは、3センチ～5センチくらいのパンプスが無難です。
ピンヒールは避けましょう。

キラキラ輝くものは避けるのがマナーです。

一般的なものは、真珠です。
涙を連想させることから、真珠がよいと言われています。

二連以上のものは不幸を重ねるとして嫌われますので避けます。

飾りたてず、イヤリングやピアス、ネックレスくらいで抑えましょう。

洋服と同じく、黒で揃えましょう。
大きいと会場で邪魔になりますので、小ぶりなものにします。

喪服の場合、喪主か、喪主の妻が着るものとされています。

メイクは薄めに、色も控えめにするのがマナーです。
ノーメイクは、失礼にあたりますので気をつけましょう。

髪は束ねたりして、きちんとした印象にします。

また、香水や派手なマニュキャアも避けましょう。

「このたびはご愁傷さまでございました」
「心からお悔やみ申し上げます」
などが良いでしょう。

たびたび、いよいよ、繰り返す、次々など、不幸の重なりを連想させるような言葉は使わないように気をつけましょう。

大人のマナーを身に着けて、別れの場にふさわしい装いをしましょう。