新卒・中途の採用力アップ!面接官が心がけるべき6つの選考チェックポイント
こんにちは、コミュニケーショントレーナー・社会保険労務士の安 紗弥香です。
3月は、各社で新卒の学生を採用する活動をスタートさせる時期です。
また、中途採用は通年行われている企業もあります。
応募者の選考にあたっては、書類選考と同様、面接の実施もとても大切です。
今回は、面接時のチェックポイントについて見ていきます。
面接では見るべきポイントが沢山ありますが、ここでは業界業種問わない、一般的なものについてまとめてみました。
企業のビジョンやミッションを話すときは、ぜひ面接者から熱意を持って応募者に伝えてほしいところですが、それ以外は、様々な角度から質問をしながら、どんどん応募者に話をしてもらいましょう。
それにより、応募者の考えを引き出すことができます。
当たり前のことですが、事務所など落ち着いて話ができる場所を選んで面接を行うようにしましょう。
出入りが多いと、それだけで気が散ってしまうものです。
面接中は、極力事務所に人を入れないようにします。
1人の見方に偏った判断になることを避けるために、極力面接は2名以上の面接官で行うようにしましょう。
応募者の属性に合わせて的確に質問をし、応募者の考えを聞いていきます。
基本的には応募者の考えを知り、判断するために必要な時間をかけていく必要がありますが、あまり長すぎるとだれてしまうもの。
また、業務や採用可否の判断に影響が出る可能性も高くなり、良くありません。
どんなに長くても、1時間以内で終えられるようにしましょう。
例えば、小売業や飲食業の場合、接客対応は必須の業務ですが、「接客は好きですか?」という質問に対し、考えられる回答は何でしょうか。
恐らく、「はい」「いいえ」だと思います。
しかし、この手の質問は、それ以上の考えを引き出すことが難しいため、極力使わないようにします。
例えば、これを「接客という仕事をどう思いますか?」という質問にすると、応募者の考えも聞き出しやすくなります。
このように、5W1H(誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように)を意識した質問を心がけましょう。
思想、信条、宗教、支持政党、本籍地、両親の職業や役職、性差別(女性に対して、「結婚後、出産後も働き続けますか?」など)にあたる質問は避けます。
その質問によって採用の判断をされた、と応募者に誤解されることを防ぐためです。
面接時で大切なことは、面接者が、大事にしているビジョンや思いをしっかり持ち、それを応募者に、熱意を持って伝えていくことです。
そして、例え従業員不足に悩まされていても、妥協しすぎないことです。
妥協して従業員を雇用しても、採用後の育成や実際の勤務で、現場スタッフが苦労することになります。
|
|
|
|