タイ旅行のお土産は免税で安く!消費税が戻ってくる「VAT(付加価値税)」の還付方法

執筆者: taeco 職業:タイ・バンコクアドバイザー
タイ国 VAT(付加価値税)の還付について

タイ国内で販売される物品や提供されるサービスには、 VAT(=Value Added Tax/付加価値税)7% が課税されます。

 

VATは、日本の消費税のようなもの

これは、日本の消費税にあたるものです。

タイ国内で消費される物品及びサービスに対して課税されますので、タイ国外で消費する物を購入する場合、外国人旅行者はVATを払い戻し(還付)してもらえる場合があります。

 

タイ旅行の際、タイならではブランド品等を購入する場合もあるでしょう。

それらがVAT還付してもらえる物であれば、是非、申請したいものです。

 

海外在住者が日本に一時帰国した際、免税してもらえることも

また、海外在住者が一時帰国する際、日本での買い物の際、免税手続きを受けられる場合があります。

 

今回は、そのために把握しておきたい情報をご紹介したいと思います。

 

 

タイ旅行時におけるVAT還付
税金が戻ってくる条件

レジ付近に「VAT REFUND」の表示のあるお店で、2000バーツ以上の物を購入し、お店及び空港で必要な手続きをすると、税金は戻ってくる場合があります。

 

ジムトンプソン本店や、そのアウトレットでも手続き可能! 

タイ・バンコク都内では、ジムトンプソン本店、及びジムトンプソン・ファクトリー・セールス・アウトレットで、VAT還付の手続きをする旅行者が多いです。

 

 

百貨店で、5%程度の割引カードが発行されている場合も

その他、サイアム・パラゴンエンポリアムセントラル・ワールド等の百貨店においては、観光客用に、5%程度の割引カードを発行しています。

 

時間に余裕があり、たくさん買い物をする予定の方は、合わせて利用するとお得ですね。

(2015年6月末現在)

 

 

手続きに不備がないように、VATについて事前に確認を!

VAT還付の手続きに不備があれば、払い戻しはされません。

事前に、タイ国政府観光庁の「タイの消費税(VAT)について」の情報を、確認しておくことをお勧めします。

 

  • タイ国政府観光庁 > タイからの出国

http://www.thailandtravel.or.jp/about/leave.html

 

なお、商品を購入したお店で必要書類に記入した後、お店でスタンプを押してもらう必要があることを補足しておきたいと思います。

 

空港の手続コーナーにて撮影

 

日本における免税手続き

日本では、2020年のオリンピック・パラリンピックの開催が決定し、今後、 訪日外国人旅行者数のさらなる増加が期待されています。

 

政府は、訪日プロモーションや、外国人旅行者の滞在環境の整備等に取り組んでいます。

また、2014年10月1日には、免税対象品目を拡大しました。

 

海外在住の日本人も、免税してもらえる場合あり

外国人旅行者だけでなく、海外在住の日本人は、大手百貨店においてだけではなく、家電量販店や薬局等においても、税抜価格1万1円以上の商品を購入した場合、免税してもらえる場合があります。


詳しい条件等については、国土交通省 観光庁のサイトを参照すると良いでしょう。

海外在住の日本人の方は、日本においても、パスポートを携帯しておくことをお勧めします。

 

  • 国土交通省 観光庁 > 免税店とは

http://www.mlit.go.jp/kankocho/tax-free/about.html

 

おわりに

今回は、タイ及び日本における税金還付制度についてご紹介しました。


通常、購入店及び空港での手続きが必要で、面倒に感じられるかもしれませんが、通常30分程で済む手続きです。

海外旅行や一時帰国を予定されている方で、機会がありましたら、是非、利用してみてくださいね。

 
 コラムニスト情報
taeco
性別:女性  |   職業:タイ・バンコクアドバイザー

2011年10月~、夫の転勤で、タイのバンコクで暮らしています。
「taecoのバンコク日記」http://ameblo.jp/ta-eco/や「Food Decoration/フード・デコレーション/แกะสลัก」http://fooddecoration.blog.fc2.com/ を執筆。

学生時代&社会人時代は、国際的な開発・環境問題について学び、フィールドワークを通した調査研究等していました。主に、自然環境の再生や創造、環境教育についてが専門です。美しい自然や限りある大切な資源を未来の世代にも継承していくため、今後も、何らかの形で、情報発信や活動に関わることが出来ればと思っています。