夢の中に別れた元彼が出てきたこと、ありませんか？

夢は記憶と心の整理を行う場です。

脳の記憶を整理する「海馬」と呼ばれる箇所が、記憶というタンスの中を整理しようとした際、奥にしまわれていた「別れた恋人」という大きな荷物を見つけてしまい、同時に当時の思い出や関連する事柄まで出てきてしまったようですね。

振ったにしろ振られたにしろ、夢の中に出てきた元恋人のことは、あなたの深層心理に根深く刻まれているわけです。

夢に元彼が出てきたときの心理状態とその意味を見ていきましょう。

自分では忘れたと思っていても、記憶の奥底にある相手の記憶は、ほんの少し当時と関連した事柄（例えば一緒に行ったお店や、相手の好きだった作品、食べ物など）を見ただけで思い出させてしまうもの。

昼間に何気なく通った道、見たテレビ、お店などで潜在意識レベルで彼のことを思い出してしまい、それを整理するため夢に現れたのかもしれませんね。

元彼に未練がある場合も、当然ながら夢に願望として出てくることが多くあります。

特に「振った」より「振られた」場合は、より強い心の傷が刻まれているので、未練として夢の中で彼とキスをしていたり、甘い時間を過ごすという「代償夢（潜在的欲望の充足）」の可能性が高いでしょう。

もし既に新しい恋人がいる場合、その恋人と元彼を比較しているのかもしれません。

今の関係がうまくいっている場合も、逆にうまくいっていない場合も、どちらも過去の彼と比べて「今の方が幸せ」「昔の彼に戻りたい」など感じている意識が、夢に現れている可能性があります。

元彼と喧嘩をする、諍いを起こす、嫌な感情を持つようであれば、心は新しい恋愛に踏み出そうとしているのかもしれません。

新しい素敵な恋の気配を感じ、受け入れ態勢が整っているからこそ、元彼という存在を消し去ろうとする気持ちが夢に現れているのかも。

元彼が婚約・結婚をしている夢は、あなたが「取り残されたくない」「先に結婚されたら恥ずかしい・つらい」などと焦りを感じている時に見やすいようです。

新しい恋人が出来ておらず、20代後半から30代の女性が見やすい内容のようです。

誰かを殺すという夢は、その相手からの精神的独立を意味します。

元彼を殺す、死んでしまう夢を見た場合は、いよいよあなたが未練を断ち切り、新しい恋に踏み出そうとしている心理が伺えます。

夢の中で元彼が発した言葉は、あなたが自分で実は気づいていて、直したいと感じているポイントです。

自己の深層意識からのメッセージですので、素直に受け取り、改善していくことでより良い人生を歩むきっかけになるでしょう。

元彼の夢は基本的に過去の恋への執着、現状の焦りや不安を意味することも多く、いい夢であれば「したいと思っていても現実では解消できないがゆえの代償夢」、怖い夢であれば「過去のトラウマや強い感情を振り切ろうともがいている心理」を意味します。

元彼の夢を見た時は、彼に未練がましく連絡をしたり思いを馳せたりするより、過去の清算を行い、今により良く生きるために出来ることは何かを探した方が良さそうです。