冷たい飲み物よりは温かいドリンクの方が身体にも良いですし、冷え性や代謝を気にする女性であれば、ホットドリンクは毎日に取り入れたいところ。
中でも甘くほっと一息つける「ココア」は、美味しいだけでなくダイエットや美肌にも効果的であることが、最の研究で分かってきました。
今回はココアの嬉しい効能についてご紹介します。
ココアの原料であるカカオ豆に秘密があるようです。
カカオ豆を乾燥させ、発酵し、磨り潰して冷却にすると「カカオマス」という固形状のものが出来上がります。
これを絞り、脂分を抜いたものが「ココアパウダー」になります。
お砂糖なども配合されていない「純ココア(ピュアココア)」には、豊富なカカオポリフェノールが含まれています。
赤ワインなどで有名な「ポリフェノール」。
ポリフェノールとは、植物の樹皮や種などに含まれる天然成分のことで、苦みや渋み、アクがあるのが特徴です。
おそばのルチン、緑茶のカテキンなどもポリフェノールの仲間です。
カカオポリフェノールも、強力な抗酸化作用を持っており、様々な健康・美容効能があります。
純ココアには、なんとニンジン1本分程度の食物繊維が含まれています。
ポリフェノール効果で腸内の善玉菌を増やす作用も加わり、便秘解消を促してくれます。
先に述べた便秘解消効果により、腸内の毒素が排出され、肌荒れやニキビ予防へと繋がります。
ココアは美肌効果が高いと言われる所以の1つですね。
老化を促進させる「活性酸素」を除去する効果を持ちます。
細胞を酸化させるのを防ぐため、身体の内側からしわ、たるみ、くすみなどの老化予防を行うことが出来るのです。
豊富なミネラルやカカオポリフェノールの作用により脂肪の蓄積を抑えてくれるほか、温かい飲み物を体内に入れることで胃腸が温まり、代謝を促進してくれます。
カカオポリフェノールは悪玉コレステロールが血管にへばりつくのを防ぎ、動脈硬化を予防する効果もあります。
老化のほか、アレルギーの原因でもある「活性酸素」を除去する効果により、花粉症などの緩和も。
純ココアには「カカオ豆テオブロミン」と呼ばれる香り成分が含まれています。
自律神経を整える作用があるため、心身をリラックスさせ、集中力を高めてくれる効果があります。
ダイエット中はとにかく栄養が偏りがち。
また、療養中や食欲がないときなども、純ココアを飲むことで亜鉛やカリウム、マグネシウムなどのミネラルを補うことが出来ます。
純ココアに含まれる食物繊維が、血糖値の急低下を抑えてくれるので、食欲の抑制や低血糖によるイライラ予防に繋がります。
普段飲んでいる甘いココアは「調整ココア」と呼ばれるものです。
栄養素やカカオポリフェノールを多く含むのは「純ココア」ですので、健康・美容効果を求める場合は、純ココアをお勧めします。
純ココアだけだと苦みが少しあります。
そこで、オリゴ糖をプラスすれば、甘みのある美味しいココアが出来上がります。
また、オリゴ糖作用で腸内の善玉菌が増え、便秘解消にさらに効果的です。
生理前のPMS(月経前症候群)を緩和する効果もある、豆乳。
ココアといえば牛乳のイメージが強いですが、無調整豆乳で割って飲むと、さらに栄養満点のドリンクになります。
ちなみに豆乳100ccで割ったときのカロリーは、1杯当たり約64カロリーです。
純ココアはアイスではなく、ホットで飲むのが良いでしょう。
始めは少量のお湯で練るように混ぜ、それから温かいお湯や豆乳などで割っていくと美味しく出来上がります。
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