ニューヨーク観光ではメトロポリタン美術館へ!見どころを効率よく回ろう!

執筆者: yuki 職業:ニューヨーク旅行アドバイザー

アメリカを代表する、「メトロポリタン美術館」。

ニューヨーク観光では、必ず立ち寄りたいスポットです。

 

1日ではとても見学しきれないほどの、膨大なコレクションを所蔵しています。

とても広いので行く前に自分が見たい作品の場所を確かめて、計画を立てて行き、効率よく回りましょう!

 

 

値段は任意?!チケット購入

正面入り口でバッグの中身の検査を終えると、正面にインフォメーションセンターがあります。

 

そこで日本語の館内マップを貰いましょう!日本語ハイライトツアーの時間もチェックして、時間が合えばツアーに参加するのも良いですね。

 

次に窓口でチケットを購入しましょう。

料金は大人$25、65歳以上 $17が推奨されていて、12歳未満は無料となっています。

 

入場料は任意ですので、それ以上多く払ってもよいし、少なく払っても大丈夫です。

しかし、膨大な美術品の維持費を考えると、推奨された金額は払いたいですね。


切符の代わりに日付の入ったシールが貰えるので、洋服の上など目立つ所に貼りましょう。

エジプト美術・テンドゥール神殿

 

エジプト旅行気分が楽しめる、エジプト美術コーナーは1階の右側入り口から入ってすぐです。

 

日本ではなかなか見る事の出来ない古代エジプトの壁画や像、装飾品など見ごたえがあります。

なかでもローマ皇帝アウグストゥスが建設したテンドゥール神殿はエジプトからプレゼントされ、現地から運ばれてきたもので必見です!


ガラス張りの明るい室内からはセントラルパークの景色が美しく、ナイル川のほとりが再現され、美術館の中に居る事を忘れてしまいそうな場所です。

 

ギリシャ・ローマ美術

 

1階の左側入り口から入ってすぐは古代ギリシャローマのコーナーです。


沢山の彫刻に迎えられ、古代ローマ時代に迷い込んだような気分になってしまいそう。

天窓から光が差し込む美しいアトリウムには彫刻が配置され、中世の雰囲気が楽しみながら当時の食器や宝飾品が見学できます。

近代・現代美術

 

忘れてならないのが1階と2階の左奥にある近代美術コーナー。

 

ピカソ、シャガール、ミロ、ロックウェル、リキテンスタインなど世界的に有名な絵でいっぱいの贅沢な場所です。1900年から現代にいたる絵画、デッサン、版画、彫刻から家具まで豊富な展示物を誇っています。

ヨーロッパ彫刻・装飾美術

 

こちらが大好きな女性は多いのではないでしょうか?

1階正面入り口から入ると左手にあるヨーロッパ装飾美術コーナーは、ベルサイユ宮殿を持ってきたかのような美しい家具や食器、宝飾品で溢れています。

 

まるで、お城の中にいるような雰囲気でお姫様気分に!


奥には彫刻に囲まれたペリコートカフェがあり、食事やスイーツが楽しめます。
午後のアフタネーンティーもおすすめです。

アメリカン・ウィング

 

ガラス張りの明るく開放的な空間のコートヤードが印象的なアメリカン・ウィング。


家具や食器、絵画など膨大なコレクションが展示されています。

1階右奥にあり、カジュアルなカフェも入っているので休憩やランチ時に便利です。


こちらの見どころは美しいティファニーのステンドグラス。ティファニーのガラス工芸品も展示されていますよ。

 

武器・甲冑

 

中世の時代に迷い込んだような騎馬の中庭は、中世の騎士が戦いに出る様子が再現されています。

 

ヨーロッパの物だけでなく、トルコ・オスマン王朝やインドのムガール王朝、イスラム文化圏、日本のものまで様々な武器と甲冑が展示されている珍しいコーナーです。

 

1階アメリカン・ウィングの手前にあります。

ヨーロッパ絵画 1250~1800年

 

1階の正面入り口から入り、2階へ上る階段を行くとヨーロッパ絵画のコーナーがあります。

 

こちらには世界に30数点しか存在しないフェルメールの作品が5点あります。

左側の一番奥の1部屋に集まっていて人気です。こちらを目当てに来られる方も多いのではないでしょうか?


他にもボッティチェリやレンブラント、ブリューゲル、ルーベンスなど巨匠の作品でいっぱいなので時間をかけて見たい場所の一つです。

 

19世紀・20世紀ヨーロッパ絵画


誰もが一度は目にしたことがあろう印象派の絵画が一堂に集まるゴージャスなコーナーです。

 

ゴッホにモネ、ルノワールにスーラ、ゴーギャン、ドガ、クリムトと美術の教科書で見たことのある作品が目の前にある事に感動を覚えてしまいます。


ここだけでも見に来る価値があります。

アジア美術

 

時間があれば、是非行って欲しいアジア美術のコーナーは2階の一番手前にあります。


日本、中国韓国インド東南アジアの美術品が集まっており、光琳、歌麿、広重などの日本を代表する作品を見る事が出来ます。

中国の庭が再現されたスペースもエキゾチックな雰囲気で人気ですよ。


アジア美術と一見繋がっているように見える左奥には、古代中近東美術やアラブ諸国の美術もあるのでこちらも余裕があれば行きたいところです。

カフェ・ルーフガーデン

 

これだけ広い美術館なので食事出来るカフェは4か所、バーが1か所あります。

それぞれ、簡単にご説明しますね。

 

地階のセルフサービスのカフェテリア

1階のヨーロッパ彫刻奥の階段と、エレベーターから行けます。

サラダやスープ、サンドイッチなど種類も多いカフェです。


1階のアメリカン・ウィングのカフェ

サンドイッチや飲み物などの軽食が頂けます。


1階のペリコートカフェ

雰囲気も良く、きちんとした食事がいただけるレストランです。

ヨーロッパ彫刻の左奥です。


グレートホール・バルコニーバー

正面入り口ホールの2階バルコニーに金・土のみ16:00からオープンしています。

 

ルーフガーデン・カフェ
5月~10月のみ営業している、マンハッタンの景色とセントラルパークの景色が楽しめるのでおすすめです。

1階のヨーロッパ彫刻と近代・現代美術の間のエレベーターから行く事が出来ます。

 

ただし、夏はかなり混んでいて時間に寄っては座る場所もないほどですので、ゆっくり食事を楽しみたい方には向きません。

ギフトショップ

 

正面入り口の右手にギフトショップがあります。

こちらは入場料の必要がないので、お土産だけ買いに来ることも可能です。


美術本から絵葉書、アクセサリーに文房具、Tシャツにバッグなど種類も豊富です。
ニューヨークのお土産が見つかると思いますよ♪

 

さいごに

全部見て回るのはとても無理ですので、見たいところだけ絞って行くようにした方が良いでしょう。

 

事前にウェブで調べ、見たい作品のある部屋番号を控えておくと便利です。

無料マップに印をつけるボールペンも持って行くといいですよ!

 
 コラムニスト情報
yuki
性別:女性  |   現在地:west new york  |   職業:ニューヨーク旅行アドバイザー

アメリカとヨーロッパに長く住んでいる駐在妻です。
転勤先ではストレスをためずに楽しく生きていこうと思っています。
一番の楽しみは各都市のスイーツを食べる事とオペラ鑑賞。
ブログ http://yuki-westnewyork.com で日常生活を綴っています。