カフェインと聞けば、ほとんどの方が「コーヒー」を思い浮かべるのではないでしょうか。

コーヒーは、カフェインを含む代表的な飲料ですが、お茶や紅茶にも少量含まれています。

負の側面を強調されることも多いカフェイン。

飲み過ぎなければ、有益な効果が得られることが、最近の研究からも伝えられています。

カフェインの主な効果・効能は「集中力の増加・疲労回復・眠気覚まし・頭痛の緩和」と様々です。
脂肪燃焼効果もあると言われていますが、これは賛否両論あります。

通常は、前述の4つの効果と効能を期待することになり、脂肪燃焼効果は、あくまでオマケと考えるのが良いでしょう。

ただ、運動への集中力増加など、間接的なサポートとしての働きなら期待できるかもしれません。

仕事や勉強に集中できない！

誰もが一度は経験したことがあるかと思います。

そんな時は、カフェインたっぷりの飲料を一杯飲んでみましょう。

個人差はありますが、血流が良くなるため、集中力アップには効果的です。

朝は一杯のコーヒーから。

コーヒーを飲めば、眠気が覚めるとよく言われますが、これもカフェインの効果の一つです。

脳の血の巡りが良くなり、覚醒するまでの時間を早めるためと考えられます。

逆にコーヒーに限らず、紅茶、ココアなどでも眠気覚ましになります。

コーヒーが苦手な方は試してみましょう。

カフェインは血管収縮作用があり、体の血の巡りが良くなることから、疲労回復にも効果的とされています。

集中力が高まるため、一時的に疲労を感じにくくなると言ったほうが良いでしょう。

疲労の元になる物質（活性酸素など）が抑制されるわけではありません。

つらい偏頭痛に悩まされたことはありませんか？

血管が広まり生じる偏頭痛時に、血管収縮作用のあるカフェインを摂取することで、症状が鎮静化することがあります。

また、偏頭痛の原因の1つでもあるストレスが、珈琲の香りによって和らぎ、一時的に痛みが消える場合も。

もちろん飲み過ぎには注意しましょう。

また、生理痛などには逆効果です。

カフェインは中毒症状も知られていますが、他には「利尿作用」と「胃液の過剰分泌」に注意する必要があります。

例えば、コーヒーを飲み過ぎるとトイレが近くなり、お酒を飲み過ぎた時のように胃がキリキリ痛む可能性も。

なお、覚醒作用により、不眠で悩んでいる方、あるいは治療中の方は、カフェインの過剰摂取が望ましくありません。

また、妊娠中の方は、流産のリスクを高め、体が栄養不足に陥ってしまう場合もあります。

特にカルシウムと鉄分の吸収を阻害するため、赤ちゃんに悪い影響が出ると考えられます。

カフェインの効果や効能は、主に心理面に良い影響を与えるものが目立ちます。

特に集中力増加の恩恵は大きく、ここ一番の時は「縁の下の力持ち」として活躍してくれるでしょう。

体調や状態により異なりますが、飲み過ぎ・取り過ぎはNGです。

またカフェインの効果と効能は、科学的に証明されていない部分も残されており、それを逆手に取った怪しい商品も少なくありません。

例えば、現状ではカフェインのダイエット効果も、あくまで"そう言われている"だけで、科学的な根拠はほとんど示されていないようです。

コーヒーブレイクが意味するように、心理面での効果を期待するのが無難と言えるでしょう。