美白のケアとして、お肌の上から塗るコスメももちろん大切ですが、
同時に行うインナーケアも重要。

日焼けのお手入れが日焼け状態によって違うように、美白サプリメントも状況に応じて飲み分けなければ、どんなに飲んでも効果が出ず、無駄な努力になる可能性があります。

では、どんなものがいいのか?


<大量の紫外線を浴びる前に!>

PABA(パラアミノ安息香酸)が配合されたサプリメントがオススメ。
飲むUVケアとも言われる成分で、水溶性ビタミンBコンプレックスのひとつです。


紫外線から皮膚を守る特性で、皮膚がんのリスクを低下させるとして注目されています。
日焼けをしてしまってからも、ダメージを受けた肌を早く回復させる作用もあります。

水溶性のビタミンなので、サプリメントで摂るときは、ゆっくり腸内で溶けるもので摂取するとさらに有効的です。
必要以上にとっても体外に排出されるだけですので安心。

 

 


<紫外線によりできたシミ対策>

実際に、日々の生活やリゾートなどで、
既に紫外線によるシミができてしまっている場合は、
ビタミンC」と「システイン」を併用するのがオススメ。

システインはメラノサイトに直接働きかけ、メラニンの生成を抑制します。
さらに、ビタミンCを併用することで、メラニンを無色化し、シミを目立たなくします。

システインにも種類がありますが、
体の中で酸化され効果がなくなりやすいので、
酸化されにくい安定型のN-アセチルシステインの方がオススメです。



<肝斑(かんぱん)対策>

肝斑は、ほほ骨のあたりや額、口の周辺などに左右対称性に現れるシミ。

他のシミも、左右の似たような場所に似たような大きさで出ることもありますが、
肝斑を見分けるポイントとしては、
輪郭がはっきりしない、薄い褐色で広い範囲にもやっと広がっているという点です。

肝斑ができる原因は、
女性ホルモンやストレスが影響すると言われています。
また、近年、シミの治療として注目されているレーザー治療も、
肝斑に対して行うと、より悪化することになります。

この肝斑には、トラネキサム酸を、1日500mg以上摂取することが重要です。
但し、この成分は元々止血剤として用いられてきた成分ですので、血栓が懸念される方や2ヶ月以上続けて内服する場合は、医師の診断など、注意が必要です。
※トラネキサム酸は、サプリメントでも摂取できますが、クリニックや皮膚科で購入するものの方が、
配合量が多く、安くで手に入ります。


ただ、市販のサプリメント トランシーノなどは、
トラネキサム酸以外にも、必要な上記のシステインやビタミンCも含んでいるため、
統括的なケアができるので、自分のシミがどのシミかわからず、すぐに美白インナーケアをはじめたい人にオススメです。


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