歩き疲れた日や筋トレで筋肉痛の夜は、高い温度の湯に浸かりましょう。ヒートショックプロテイン(HSP)効果で疲れが取れやすくなります。
梅田整体療院の院長の梅田孝男です。
熱いお風呂の温度と言いますと、42・43℃の体が反射的に“熱い”と感じるくらいの温度。
この熱いお風呂には、慢性疲労とは逆に、近い時間帯で行っていたスポーツや肉体労働による急性疲労により、筋肉痛が起こりそうなときに入ると良いのです。
その理由を解説していきます。
自身のもつ基礎体力や筋力以上の負荷がかかることで、筋肉を構成する筋原繊維や筋細胞が壊れます。
その壊れた細胞を修復する間に、筋肉痛は発生します。
こうした筋細胞はたんぱく質からできていますが、実はそのたんぱく質は、熱に弱い性質があるのです。
ある一定の熱を与えると、たんぱく質は壊れ始めます。
すると、本能的に細胞の修復・合成のサイクルを早めようとするスイッチが入ります。
これを、熱ショックたんぱく質、もしくはヒートショックプロテインと呼んでいます。
熱いお風呂に入ることで、この熱ショックたんぱく質(ヒートショックプロテイン)の生理現象を利用し、筋肉疲労の回復を早めることができるのです。
入浴時間は3分くらいの短めです。
湯船に浸かっている体の皮膚が、赤くなるくらいまでがよいでしょう。
ですので、筋肉痛などが起きそうな急性疲労の場合には、熱めのお風呂に入ってください。
使いすぎで筋肉や関節に熱感がある場合は、まずは冷やしてクールダウンをしてから、熱いお風呂に入るとよいでしょう。
サイクルが早まるといっても、瞬間的に治るということではありません。
しかし、普通のお風呂に入るよりは、体のためによい方法とお考えください。
慢性疲労にはぬるいお風呂でゆっくりと、急性疲労には熱いお風呂ですばやくお風呂を済ませましょう。
なお、ぬるいお風呂の浸かり方は前回のコラムで詳しく書いていますので、チェックしてみてくださいね。
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