考えすぎる性格とサヨナラ!気にしすぎる人におすすめのヨガ・瞑想法

真面目で考え過ぎてしまう人・クヨクヨ気にしすぎる人などにおすすめのヨガと瞑想法のやり方!ストレスや悩みを和らげましょう。

執筆者: 美宅玲子 職業:美姿勢インストラクター
気にしすぎ!真面目で考えすぎる性格をゆるめるヨガポーズ

こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。

 

「あんなこと言ったけど、大丈夫だったかな…」

「気分を悪くさせていないかな」 

 

こんな風に過去のことや未来の不安に気を取られて、いつまでも考え過ぎてしまうことはありませんか?

人から見れば「気にしなくて大丈夫だよ」と言われるようなことも、自分でも分かっていても、つい考え過ぎてしまう。

性格の傾向もありますし、育ってきた環境やその時の状況にも左右されることですよね。


そんな「考えすぎ」な状態の時に役立つヨガがあります。

 

考えすぎるときの気の流れは?

東洋の陰陽五行論では、考えすぎる時には「脾(ひ)・胃」の経絡(気の流れ)が乱れていると言います。
「脾(ひ)・胃」の経絡とは、消化をする体の働きを表します。


つい考えすぎてしまうとき、消化の働きが悪くなっていないでしょうか。

 

考えすぎを予防!気にしすぎな性格をゆるめるヨガのやり方

「脾」の経絡は、足の親指から脚の内側を通って、体側、脇へと至ります。
「胃」の経絡は、体の前面から足の人指し指にかけて流れます。


その流れを促進するために、経絡の流れる部分を伸ばすヨガを行います。

 

体側を伸ばすヨガ1「カエルのポーズ」
  1. 正座から爪先同士をつけ、膝同士は肩幅以上離して置きます。
  2. 息を吐きながら、両手を前に伸ばして上体を前に倒します。
  3. 両手を右に置き、特に左手を遠くに置くと、右体側がよく伸びます。
  4. 反対側も同様に行います。

 

 

体側を伸ばすヨガ2「門のポーズ」
  1. 足をあぐらのように曲げて座ります。
  2. 右斜め前に右足を伸ばし、右手で右足の親指をつかみます。
  3. 息を吸いながら左手を挙げて、吐きながら右横へ倒します。
  4. 呼吸をゆっくり5~10回繰り返し、吸いながら元に起こします。
  5. 反対側も同様に行います。

 

 

頭をシンプルにする瞑想法「数息観(すうそくかん)」

次に、瞑想法をご紹介します。


考え過ぎると、頭がごちゃごちゃしてしまいますが、瞑想はそんな頭を静かにシンプルにさせてくれます。
瞑想法の中でも取り組みやすい、数息観という方法です。

 

ゆったりと呼吸を繰り返し、息を吸いながら「いー」吐きながら「ちー」
次に吸いながら「にー」吐きながら「いー」(1、2、3…)と
数字をゆっくり数えて(声を出しますが、出せない場所では心の中で)いきます。

 

数を数えることに夢中になり、もしその他の関係ないことを考え始めたら、また1からリセットして数え直します。

いつの間にかリラックスして静かになっている頭の様子を感じられることでしょう。

 

難しいから自然と集中できる「ハードなヨガ」もおすすめ

他にも、深い呼吸に同調させながら一心に行える、少しハードなヨガ(パワーヨガ、アシュタンガヨガなど)をするのもよいでしょう。

 

他のことを考える余裕をなくしつつ、心身をすっきりと浄化できるのでおすすめです。

 

呼吸は、自律神経に支配されてもいます。
そのため、精神のリラックス度合いや胃腸の働き具合とも関係があり、ゆったりと深い呼吸をすることで心身のリラックス&正常な働きを促すことができます。

 

リラックスしたい時は、余分な力みを抜いたお腹の動きがメインの大きな呼吸を意識することで、精神的にも胃腸の働き具合にも良い影響を与えます。

 

自律神経セルフチェック!深呼吸で分かる6つのリラックスレベル

 

ストレス解消に「ヨガ」と「瞑想」は効果的です

ヨガは、今アメリカを中心に注目されている「マインドフルネス」に通じる方法です。

思い煩う苦しさから自分を解放するのに役立つでしょう。

 

マインドフルネスとは?

今の自分の心身の状態や感覚に意識を向けることで、頭にまとわりついていた過去や未来の心配事や考え事を解き放ち、シンプルな状態を取り戻すことです。

 

【マインドフルネスヨガ】ストレスを軽くする「ゆる瞑想」のやり方・方法

 
 コラムニスト情報
美宅玲子
性別:女性  |   職業:美姿勢インストラクター

ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com

 

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