コラーゲンドリンクやサプリは効かない!?本当に効果のある摂取方法とは (2/2)
続いて、化粧品成分のコラーゲンについて解説させていただきます。
肌のコラーゲンは、冒頭でも申し上げましたように真皮層に存在します。
しかし、化粧品のほとんどはその上にある表皮の角質層までしか浸透しません。
これは薬事法でも決められています。
しかし最近は、その隙間を上手にかいくぐった内容で、肌の奥にまで届けられるニュアンスの表現が後を絶えません。
科学的な見解になりますが、化粧品成分の浸透度合いは、分子の大きさによって様々で「ダルトン」という単位で表わされます。
いわゆる「肌に浸透する」とは、角質層の下の表皮やさらにその下の真皮層に届くことを意味しており「肌に浸透する」ためには、500ダルトン以下でないといけません。
最も一般的な、牛・豚・鶏などの動物の皮・骨・軟骨から抽出される「動物性コラーゲン」は、約300,000~400,000ダルトンですから、肌の奥に届けるにはほど遠い数字です。
最近人気の、魚などから抽出される「海洋性コラーゲン」は、約100,000ダルトンですから、これでもまだ浸透することはありません。
「加水分解コラーゲン」は約10,000ダルトン「コラーゲンペプチド」でも、3,000~5,000ダルトンです。
最も浸透性が高いと言われる「低分子コラーゲン」でさえ、500~1,000ダルトンで、500以下にはならず「肌に浸透する」ことはないのです。
ちなみに、ヒアルロン酸は約1,000,000~2,000,000ダルトンです。
また、化粧品成分の各コラーゲンは、真皮層に存在する肌のコラーゲンと同等であると勘違いしておられる人もいます。
肌のコラーゲンは、シワ・たるみ・ハリ・弾力などに影響を与える重要な役割を担っておりますが、前述でもお話しましたように、真皮層に浸透する化粧品成分のコラーゲンはありません。
百歩譲って、肌のコラーゲンまで届いたとしても、自分自身のコラーゲンではないため、そのまま肌のコラーゲンとして定着することも考えられません。
では、化粧品成分のコラーゲンは何なのでしょうか。
化粧品成分のコラーゲンは「保湿成分」です。
ヒアルロン酸と並ぶポピュラーな美容成分ですが、角質層内での保湿効果に大変優れています。
なお、肌のコラーゲンと親和性の高い成分は「レチノール」あるいは「ビタミンC誘導体」などが挙げられます。
他には、グリコール酸や乳酸で行う「ピーリング」も、コラーゲン対策として効果的です。
ですが、これらは医薬品ではなく化粧品のため、予防を前提としているということを忘れてはいけません。
化粧品を効率良く選ぶポイントは、本当に肌に必要な美容成分が配合されているかどうかです。
闇雲に売れている物を買いあさっても、意味がありません。
自分自身の肌の悩みは何なのか、その目的としてどのような美容成分が入った化粧品を選べば良いのか判断が出来るようになると、毎日のスキンケアが今以上に楽しくなるでしょう。
インターネットの普及により、多くの美容報道が溢れる時代になりました。
その利便性の反面、間違った見識のものも少なくなく、多くの女性が惑わされています。
本当に”美意識”を高めたい人は、まずは、基本的な体の仕組み・肌の仕組みを理解することが先決です。
そして、行き当たりばったりの流行志向は拭い捨て、本当に正しい情報に辿り着けることを願ってやみません。
美しく歳を重ねたいと思われる人は、是非今後もこのコラムをご覧下さい。
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