こんにちは、カウンセラー・マインドコンサルタントの田中よしこです。

お友達や家族、仕事では同僚や上司など、人間関係がうまくいかないと「HAPPYな毎日！」という訳にはいきませんよね。
あの有名な心理学者アルフレッドアドラーも「人間の悩みは、全て対人関係の悩みである」と言っています。
根本的なところまで探っていくと、私たちの悩みは、“対・人”になるということです。

お金の悩みだって、そうです。

お金がなくて困るのは、自分が困るからだけではありません。

このように、理由を探すとさまざまな感情が出てきます。

私たちは、誰だって人から“嫌われたなくない”わけです。
好かれなくてもいいけど、嫌われるのはイヤなんですよね。

考えてみてください。

「人間関係は、自分を映し出す鏡である」とよく言いますよね。
私たちが招き寄せているのは、実は自分の思い込みや信念が現実世界に出ているという考え方です。

誰でもそうですが、自分なりの価値観や思いこみがあります。
自分の中に、ある思い込みがあって、それに“そぐわない”とか“いい・悪い”なんてジャッジをしながら、彼らの中に自分の思い込みを反映させているのです。

誰でもそうなのですが、私たちの判断は、自分の中の基準からできています。
ここで、周りとの関係を見直すワークをご紹介します。

いま、あなたの人生の中で、あなたを悩ませる人のことを考えてみてください。
その人の嫌なところが何なのか、考えてみましょう。

ここでのポイントは、次の２つです

女性の場合は、感情に流されやすいので、「一つのことがすごく嫌だと、全部無理！」なんて感じる人も多いのですが、全部嫌だ！というのはナシです。

自分がラクに過ごすためだと思って、冷静にこのワークをやってみてください。

例えば、「会社の同僚で、私ばかりに仕事を押し付けるのに、感謝がなくて腹が立つ」という理由が見つかったとします。

この答えから、以下のことを自分の心に聞いてみてください。

自分がこんな態度になるときは…と考えてみると、あなたなりの答えが出てくると思います。

「こんな仕事やってられないってくらい、プライベートも仕事もうまく行ってない状況」とか、「要領がいい方が人生得だと思っている考え方を持っているとき」など。

いつも約束を守らない友達に腹が立っているとしたら、”自分がその人から大切にされてないこと”が一番悲しいことだったりします。
「あぁ、その人は人を大事にする余裕がないのかな。そんな状態なのかもしれない」

こんなふうに、まず、自分なりに理解してあげましょう。

次に、あなたの人生から、あなたを悩ませる人の存在を小さくする方法を考えてみましょう。

「相手が私をムカつかせている！」と考えている限り、人生は好転してくれません。
腹が立つ人は、ずっとあなたの前から消えてくれないのです。
例え仕事場を変えても、環境を変えたとしても、“別の同じような人”があなたの前に現れてくるんですね。

ところが、自分が今持っている視点を変えたとき、不思議なことに、予想もしない形で環境が変わったりします。
あなたを悩ませる相手の存在を小さくする秘訣は、ズバリ「相手がどうであろうと、自分の価値は変わらない」と自分が信じてあげることなのです。

このような言葉を、あなた自身にかけてあげましょう。

「自分だけがそんなふうに言っても、やっぱり他人に認めてもらえないと悲しい…」
なんて思っている人はいませんか？

幸せな状況を手に入れるには、大切な“順番”があります。
まずは、自分が願って受け入れて初めて、そんな状況を受け取れます。

例えば、「こんな上司とやってられない」とか「こんな会社はやってられない」って思ってしまうと、その上司がいなくなるまで、あなたの幸せは脅かされることに…。

こう信じてあげる。

そんな力が、あなたを認めるパワーを後押ししてくれます。
まずは、自分で自分を認めてあげるチカラをつける。

人間関係には大切な秘訣なので、よくよく自分に言い聞かせてあげましょう。

私たちは、自分も、相手も、それなりに精一杯生きています。

たとえ嫌な相手でもです。

そして覚えておきたいことは、自分がイヤイヤモードなときは、気づかないポイントがたくさん隠れているということです。

上司との関係が上手くいっていなかったある方は、「自分はよくやっているし、こんな態度を取られる筋合いはない。だから、びくびくするのはやめよう」と考えることにしました。

視点を切り替えることができたのです。

すると、ものすごく苦手だったその上司に、他の人と変わらない挨拶ができるようになり、相手がとっていた冷たい態度がだんだん良くなり、それから人間関係が改善したそうなのです。

自分が、相手にイヤイヤな態度を出していたのかも…。
関係が改善した“後”に、この方はこう実感されたそうです。

このように、「もしかしたら、自分自身が気づけていないところに、原因となる態度や思考があるのかも…」という考え方を忘れないでくださいね。

相手が変わるのを待つのではなく、自分がもっと過ごしやすく生きるために、まず、自分の意識を整える。
誰にでもできることなので、このワーク、ぜひやってみてくださいね！