こんにちは、PCインストラクターの良知敏子です。

さて皆さん。

「HTML（エイチティーエムエル）＝難しい」というイメージ、ありませんか？

今回は初心者向けに、まずはHTMLとは何か、ということについてご説明していきたいと思います。

HTMLとは「HyperText Markup Language（ハイパーテキスト マークアップ ランゲージ）」の略称です。

ウェブ上の文書を記述するマークアップ言語の事で、文書の構造や表示の仕方を記述することができます。

たとえば、お持ちのパソコンがウィンドウズでしたら「メモ帳」というソフトウェアでHTMLを記述して保存し、ブラウザからそのファイルを開くと、記述したHTMLをブラウザが解釈し表示を行ってくれます。

また、WWWサーバーと呼ばれるホームページの格納場所に作成したファイルを転送して公開すれば、インターネット上で多くの方々に閲覧してもらうこともできます。

私はパソコン教室のインストラクターとして、ホームページ作成に関する講座を行っておりますが、初心者の方向けのクラスで「それではHTMLを触ってみましょうか？」というお話をすると、突然教室内の空気が重くなることが多々…あります。

IEなどのブラウザでは、現在閲覧しているホームページのHTMLソースを見ることができるので、試しに生徒さん方に見ていただくのですが、ますます空気が重くなります。

「これを覚えないとホームページ作れないの？」とか、「あー、無理だわ」とか、みなさん大抵こんな反応をされます。

確かに。おっしゃる事はごもっともなのです。

HTMLを知らなければホームページは作れない、なんていう事はありません。

ホームページ作成ソフトの「ホームページビルダー」や「Dreamweaver」など、便利なソフトで簡単に作ることも可能です。

また、インターネット上にもホームページの作成を簡単に行う事ができるサービスがいくつもあります。

私がホームページ作成講座に携わるようになったインターネット初期の頃に比べると、ずいぶんと簡単になったなと思います。

HTMLで書かれた文を「HTMLソース」と呼びます。

他のサイトのHTMLを見てみることも可能ですので、ピンと来ない方は一度他サイトのHTMLソースを見てみましょう。

ウィンドウスですと、マウスを右クリックして「ソースを表示」を選択すると、HTMLソースが表示されます。

それに、HTMLソースからは、妙な英文ばかりがワーッと並んでいるような印象を受けます。

なんの予備知識もなくいきなりHTMLを見せられても、「無理だな」と思ってしまうのも無理はないと思います。

それでも、私はHTMLを使っていただきたいという思いから、初心者向けのクラスであっても簡単な概要のお話だけは必ずしています。

それはなぜかというと、ほんの少しのHTMLの知識を蓄えていただくだけで、ホームページの作成や修正・更新を便利に行うことができるから。

そして興味を持っていただきたいなと思うからです。

私自身、ホームページの作成や講習を始めたころは、全くの素人でした。

特別なコンピュータ教育を受けた訳でもなく、特別な素養もありません。そんな私でも長い年月をかけ勉強することで、知識を身に着け、業務に役に立てるところまで来ることができました。

「いやいや、長い年月なんてかけられないよ」

ごもっともです。

そこで、少しでも分かりやすく簡単に、HTMLの基本をこのコラムでお話していきます。
覚えるとこれがなかなか楽しいのです。ちょっとしたパズルみたいなイメージ。

まずは基本から覚えていきましょう。

まったくの初心者の方でも、HTMLソースを修正して思う通りにホームページが変更されると、「おーっ」という歓声が上がります。

HTMLを覚えるメリットは、自分自身でホームページの作成や修正、そして更新を自在に行える楽しさにあります。

そんな楽しい成功体験のお手伝いができればとても嬉しく思います。

それでは、次回をどうぞお楽しみに。