バリのクラフトビールが美味しい!ビンタンビール&アラックで味わう地酒

執筆者: KIKO 職業:ライター / コピーライター / 通訳 / 翻訳
はじめに

こんにちは、バリ島現地ライターのKIKOです。


赤道直下のビーチリゾート、バリ島は一年中眩しい太陽が照りつけます。
コバルトブルーの空と海、南国を象徴する椰子の木とくれば、昼間からビールで乾杯!となっちゃいますよね。


今回はそんなバリ島で最も飲まれているといっても過言ではないご当地ビールと、ローカルに絶大な人気を誇る地酒をご紹介します。

バリ島シェアNo.1♡ビンタンビール

バリ島で最も有名で人気があるビールは「ビンタンビール」。

ビンタンとはインドネシア語で「星」を意味する言葉で、緑のボトルに赤い星のマークがあるのが目印です。

 

 

ビンタンビールはとっても軽い飲み口で苦味も少なく、汗をよくかくバリ島にぴったりのライトなビール。
どこのホテルやレストラン、ワルン、コンビニ、どこに行っても必ず置いてあるビールで、これをなくしてバリ島は語れない!というほど大人気です。
スーパーやコンビニに行けば大量のビンタンビールが箱で販売されており、その人気ぶりが伺えます。

 


そして2014年に新発売されたのが、レモン味のビンタンビール。

 

ほんのりビールの味はするものの、味はほとんどレモンスカッシュ。
ビールを愛する人には物足りない味ですが、お酒を飲めない人やビールを飲まない人からは「飲みやすい」「美味しい」と大評判です。

 

バリ島の地酒「アラック」

アラックは椰子の実や米、糖蜜などを原料とする蒸留酒です。

この地酒はレストランでも飲むことができますが、一般的にローカルは地元住民が家内工業として作られたものを購入します。


値段はとても安く、500mlで150円~ほどです。

安くて美味しくほろ酔いになると三拍子揃ったアルコール飲料です。

 


アラックは小規模なワルンや道端のプレハブ小屋などで販売されており、個数を伝えるとこのようなビニール袋に入れて渡されます。

しかしアラックはアルコール度数が40%以上ありますから、そのままで飲む人はほとんどおらず、スプライトやコーラ、フルーツジュースなどで割って飲みます。

 


ローカル男子はこれを道端やコンビニ前の椅子、ビーチなどで4~10人ほど集まって、小さいコップ1つをみんなで回し飲みします。
しかしこのアラックは、違法製造業者によりメタノールが混入されたものが流通しており、観光客の死亡事故も起きています。


バリ島政府が製造許可を出した業者は製造工程がしっかり管理されているといいますが、安値で販売できることから違法製造業者が後を絶たないのも事実です。
道端や人気のないワルンで安く販売されているアラックには、手を出さないようにしましょう。

おわりに

インドネシアはアルコールの消費量を抑える為、輸入品のアルコールには高い税金がかけられています。


ビールの代表格ハイネケンやコロナなどは日本と同じくらいの値段ですし、ウイスキーなどは日本の3~4倍の値段であることも珍しくありません。
バリ島は観光地という土地柄たくさんの輸入品のお酒が出回っていますが、手ごろな価格で楽しみたいということであれば、是非ビンタンビールとアラックを試してみてくださいね。

 
 コラムニスト情報
KIKO
性別:女性  |   現在地:インドネシア・バリ島  |   職業:ライター / コピーライター / 通訳 / 翻訳

フリーランスライター / 通訳 / 翻訳

留学と旅行で世界各地を回り、辿り着いたのはインドネシア・バリ島。
医学情報サービス会社で企画原稿のライティングを経験、
Webコンサルティング会社でインターネット広告ライティングを担当し
現在はコピーライティング、ポータルサイトのライティング、ウェブメディアのコラムなどを執筆。