免許不要!2馬力エンジン付ボートへ乗るために必要な知識まとめ (1/2)
2003年に船舶免許の大幅な改正がありました。
免許の区分が変更になると共に、「免許が不要」のエンジン付ボートが、規制緩和により認められたのです。
小型船舶の免許に興味のある方は、国土交通省のサイト「小型船舶操縦免許」をご確認下さい。
その他にもメーカーが運営する「小型船舶免許取得」のサイトがあります。
小型船舶操縦免許の制度
http://www.mlit.go.jp/maritime/kogata/s_seido.html
ここで対象にするのは「免許が不要」の2馬力ボートです。
「2馬力ボートとは何か」という方のために簡単にご説明すると、改正前までも「免許不要のエンジン付ボート」というものは存在しました。
しかし、その規制は1m位のかなり短いボートです。
殆ど、実用的ではありませんね。
ですから、実質エンジン付のボートに乗りたければ、講習を受けて免許を取るしかなかった訳です。
それが、ボートの長さが3m未満であれば、免許なしで2馬力までのエンジンを使用出来るようになりました。
ちなみに、3m未満のボートといっても、これは「登録長」であって、実質的には全長が3m数10cmのボートが対象です。
2馬力といえば、原動機付バイク(50cc)クラスの排気量を持つエンジンですから、そこそこの速度で海上を移動出来ます。
それが免許不要で乗れるようになり、ボート店でもこの2馬力ボートのレンタルをやっています。
料金は大体8,000円位です。
これで2人まで乗れます。
手漕ぎボートでは、とても行く気にならない沖のポイントまで、この2馬力エンジンボートなら楽に行けます。
原付バイクに乗ったことがある人や、エンジン式発電機などを扱ったことがある方なら、ある程度はボートの2馬力エンジンについてもお分かりになると思います。
2馬力エンジンは、掃除機のような家電製品とは違います。
誰でも簡単に扱えるというものではありません。
最低限知っておくべきことはあります。
例えば、上の写真を見て、これが「チルトアップ」の状態であるということがお分かりでしょうか?
これは、簡単に言えばスクリュー保護のための状態です。
浜から海に出ても、ある程度の深さまではこの状態でボートを移動させます。
船底よりもスクリューの方が下にあるからです。
もっとも、ボート店の方がフォローしてくれますし、「2馬力ボートは初めてです」と言えば、操作の仕方から一応の事はレクチャーしてもらえますので、心配するほどのことではないです。
今回は、最低限これだけは知っておいた方が良いと思うことをまとめてみました。
|
|
|
|