こんにちは。インテリアコーディネーターの深谷千恵子です。

第2回目は『一人暮らし女子向けのインテリアコーディネート』についてお話したいと思います。

憧れの一人暮らし。
どんな部屋にしようかと色々な夢を抱いて家具を揃えてレイアウトしてみたものの、何だかまとまりのないお部屋になってしまった、そんな経験はありませんか。

今回は、そんなお悩みを解決しながら、素敵なお部屋づくりのポイントをご紹介いたします。 

今のお部屋の大きさは何畳くらいですか？
まずは部屋の大きさを測り、必要な家具を書き出してみましょう。

ベッドに、テレビにテーブルに、飾り棚も欲しいな…など考えるのも、楽しい時間ですね。
お部屋の大きさを測り、必要な家具も書き出してみたら、それを縮小して紙に書いてみて下さい。

このような三角スケールを使うと、簡単に縮小出来ます。

1人暮らしの女子に必要最低限のものを、以下の型紙を用意してみました。

• ベッド　　　　　：80cm×200cm
• テレビ台　　　　：45cm×120cm
• チェスト　　　　：50cm×　90cm
• コーヒーテーブル：55cm×　90cm
• シェルフユニッ　：50cm×　90cm
• ラグマット　　　：80cm×130cm

部屋のサイズは6畳とします。

ベッドカバーやラグマットの色は後から好きな色を塗っても大丈夫です。
さあ、この部屋の上に、型紙を自由にレイアウトしてみて下さい。

既に一人暮らしをされている方は、使用している家具の大きさの型紙を作ってレイアウトをしてみると、新たな配置が見つかるかもしれません。

これから一人暮らしをされる方は、買いたい家具のサイズの型紙でシミュレーション出来ます。

この型紙を作っておくと、模様替えの時にも便利ですね。

部屋のレイアウトが決まったら、お好みのインテリアのテイストを見付けていきます。
好きなテイストが分かると、家具選びやコーディネートする時もスムーズにいきます。

まずは代表的なインテリアのテイストをご紹介します。

• JAPANESE

ずばり和風！

床の間に畳、障子など古き良き日本のスタイルです。

• 北欧系

ナチュラルな木目をベースに、デザイン性の高い照明や、鮮やかで大胆な色使いのファブリックでまとめるスタイルです。

• ナチュラルテイスト

北欧系のような木目の家具にシンプルなファブリックを使って、観葉植物などを飾り、全体的優しいイメージのスタイルです。

• ナチュラルレトロ

最近流行のスタイルのひとつです。
50、60年代のレトロスタイルでコーディネートされていて、少し昔の喫茶店のような、どこか懐かしい雰囲気が漂うスタイルです。

• モダンスタイル　　

都会的でシックな雰囲気のコーディネートです。
生活感をなるべく抑え、見た目もクールなイメージ。
ホワイトやブラックでまとめることが多いスタイルです。

• クラシックスタイル

猫足の家具、マホガニーの家具などクラシカルなテキスタイルを取り入れ、伝統的なヨーロピアンスタイルです。

• アメリカンカントリー

木目の家具でも、どっしりとした家具でまとめられます。
ギンガムチェックのファブリックを取り入れたり、大きな布製ソファ、ロッキングチェアをレイアウトしたり、フローリングに大胆なラグを敷いたりするスタイルです。

• フレンチカントリー

ホワイト家具を基調にしたテイストです。
家具もアンティーク調や、エイジングをかけて、フランスの片田舎にあるような雰囲気でまとめたスタイルです。

上記を読んでいただいて、ピンとくるテイストはありましたか？
好きなテイストが分かってきたら、なるべく同じようなスタイルの家具でまとめると良いでしょう。 

テイストをまとめることも大切ですが、色使いをまとめることも大切です。
特に大きな家具の、色目やテイストを揃えるのがポイントです。

既にある家具の色がばらついている場合は、ベースとなる家具と同じようなファブリックを利用すると、色を揃えられます。