トルコには、たくさんのスープ（チョルバ）があります。

赤レンズ豆を使ったメルジメッキ（赤レンズ豆）、ヨーグルトを使ったヤイラ（高原）やチキンなどが定番です。

他にも、イシュケンベ（羊腸）や羊の脳みそ入りのケッレパチャなど、とにかく種類が豊富です。

また、地方ごとにオリジナルのスープがあり、スープだけで分厚い1冊の本ができるほど。

トルコ人のスープに対する感覚は、日本人にとってのラーメンに似ている気がします。

たまに無性に食べたくなったり、夜遊びの帰り道「締めにスープを食べよう」と言う話になったりするのです。

トルコの街中にたくさんのスープ屋さんがあり、お店の前に並ぶ大きな鍋で、各種スープがぐつぐつと煮込まれています。

どれも美味しいのですが、お勧めしたいのは、チュルックというお肉入りのスープ。

家庭ではなかなか味わえない、スープ屋さんならではのスープという感じです。

スープ屋さんの定番商品であり、家庭で最もよく作られのが、赤レンズ豆（和名ヒラマメ）のスープ。

他の豆類と違い、豆を事前に吸水させる必要がないので気軽に作れます。

また、栄養価が非常に高く腹もちもよいので、ダイエットにもおすすめです。

今回は、このレンズ豆のスープレシピをご紹介します。

• 赤レンズ豆:250g
• 水:1リットル
• 玉ねぎ:1個
• 人参:1／2本
• じゃがいも:1個
• サラダオイル:大さじ1
• 塩:小さじ1/2～1
• 胡椒:適量　

• バター:40g
• 赤唐辛子(粗挽き):大さじ1

1. 玉ねぎはスライス、人参、じゃがいもは皮を剥いてサイコロ型に切る。
2. 鍋を火にかけ、サラダオイルを入れて1を炒める。
3. 野菜がしんなりとしてきたら、赤レンズ豆と水を入れて、赤レンズ豆に火が通るまで煮込む。
4. 火を止めて、ブレンダーで撹拌して、塩・胡椒を加える。
5. 再び火をつけて、水を加えて、濃度を調整。
6. 小さめのフライパンにバターを入れて火にかけ、バターが溶けたら赤唐辛子を加えて軽く混ぜ、すぐに火を止める。
7. 器にスープを盛り付けて、上から6の溶かしバターをかける。

日本はまだまだ寒い日が続いていると思います。

手軽にできるトルコのスープを作って、温まって下さいね。