パソコンのデータが突然消える前に。すぐできるPCのバックアップ方法5選 (1/2)

執筆者: 矢野勇雄 職業:パソコンサポーター
はじめに

こんにちは、パソコンサポーターの矢野勇雄です。

 

パソコンを使っていて、このような経験はありませんか?

 

  • パソコンを開くと、確かに保存していたはずのデータが消えていた。
  • USBメモリーに保存していたファイルが、読み出せなくなっていた。
  • DVDに保存した動画が再生できない。

 


データの消失は、パソコンユーザーにとって最も不幸な出来事です。

 

パソコンは機械ですので、いつか壊れます。

では、このような事態に遭わないようにするためには、どうしたらよいのでしょうか。

 

データが消えてしまう原因

まずは、原因について考えてみましょう。

 

  • ユーザーが、パソコンを間違って操作してしまう。
  • パソコンを落下させる。ノートパソコンにお茶やコーヒーをかける。
  • パソコンの不具合や経年劣化といった、ハード的な要因。
  • 火災や地震などの自然災害、コンピュータウイルスなど。

 

人為的なミス、ハード的な問題、電気系統からウィルスまで、原因は様々です。

 

記録メディアの特性を知ろう

次は、保存に使われる記録メディアの特性についてです。

まずは、データの保存によく利用されているメディアの寿命です。

 

パソコンに備わっている基本的な記憶媒体のハードディスク

外付けのハードディスクやNASなどです。

耐用年数は5年ほどです。

 

機械部品によって駆動されているために、この部品の寿命がハードディスクの寿命になります。

衝撃や湿気に弱いのが弱点です。

フラッシュメモリー

USBメモリー、SSD、SDメモリーカードなどに使われています。

データが保存される期間、5年~10年程度です。

使い勝手はいいが、長期間放置するとデータが消える恐れがあります。

光ディスク

CD、DVD、ブルーレイなどです。

寿命は10年から30年、製品によっては50年程度の寿命があります。

 

比較的長持ちしますが、傷や汚れのために読み書きができなくなる場合があります。

また読み書きに時間がかかります。

オンラインストレージ

マイクロソフトOneDrive、グーグルDropboxなどです。

手元のパソコンが故障してもデータは失われず、別のパソコンからデータを読み出すことができます。

 

セキュリティ対策をしっかりしていないと、データ流出の恐れがあります。

バックアップを3つ以上作ろう

実は、これさえやればデータを失わずに済むという決定的なやり方というものはありません。
しかし、一応これならというものがあります。

バックアップを3つ以上作る

メディアの特性と、保存したいデータの特性に応じて、何段階かのバックアップを行いましょう。

 
 コラムニスト情報
矢野勇雄
性別:男性  |   職業:パソコンサポーター

福岡市とその近郊でパソコンの出張サポートをやっています。パソコンを使っていて困った際のサポートを行っています。具体的にはパソコンの初期設定、インターネットへの接続、ウイルスなど迷惑ソフトの削除、旧パソコンから新規パソコンへの各種設定・データの引っ越しなどをやっています。