はじめに

ウォーキングアドバイザーの田邊美穂です。


普段、モデル事務所やスクールなどでのモデルウォーキングや、一般の方に向けての綺麗な立ち姿勢や歩き方を教えてます。


今回は、妊婦さんに向けた歩き方などについて、お送りします。

 

 

妊娠してお腹が出てくると…
お腹を突き出して歩いている

妊娠した方ならどなたでも経験があると思いますが、お腹が出てくると、妊娠していない時期の歩き方より腰をS字にし、お腹を突き出して歩いている方が多く見受けられます。

 

背中を沿って座ってしまう

それに、腰掛けるとき深く椅子に座ってしまい、背中を沿ってしまう姿勢も多くなります。


これらは、妊娠していない時期と比べ、腰への負荷が倍掛かってしまうので、しばしば腰痛の原因になりがち。

 

フラットな靴に慣れず…

しかも、ヒールを履いていた方が、妊娠と同時にフラットな靴を履いて歩くと、どこに重心をかけていいのか、つま先から地面に着地なのか、かかとから着地なのか分からなくなり、それも腰痛の元になります。

 

 

どのような姿勢や歩き方に気をつければいい?
先ず姿勢から

以前、こちらで紹介した壁立ちを覚えていますか?


壁に背中を向け、上から「後頭部→左右の肩甲骨→お尻→かかと」…以上4ヶ所を壁につけます。

自分で拳一個作り、壁と背中の隙間に拳が入らなければ正しい姿勢です。

 

この時、拳が隙間に入るのであれば、肛門の穴の位置を真っ直ぐ下に向けましょう。


正面から見て、膝と膝をくっつけて隙間を作らないようにするのですが、妊婦となると骨盤が緩く、そして広がってくるので割愛いたします。

 

次に、歩き方

右足から歩き出す場合、同時にカラダ全体を右足に乗せます。


地面につける順番は、かかとからつま先です。
その時、足の外側側面にチカラは入れず、土踏まず親指側に重心をかけます。


外側側面にチカラを入れてしまうと、何もない平面でよろけ、ただでさえバランスが取りにくいカラダに勢いがつき、横に転んでしまいます。


そうならないためにも、両足の内側にチカラを入れることを意識いたしましょう。

おわりに

出産が近づいてくると骨盤底筋なども、ゆるく柔らかくなってきます。
トイレを我慢できなくなったり、くしゃみや咳で尿漏れなんてことも。


医師の許可が下りている方は、マタニティビクスや軽めの運動をすることで筋肉低下を抑えることができます。

 

 

妊婦とはいえ、歩くことは日常生活においてかかせない運動です。
両足の内側、インナーラインを意識し、強化した歩き方を予防に活かしましょう。

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