皆さん、こんにちは。
スキンケアカウンセラーの松原好克です。
せっかく自分に合った化粧水を見つけても、正しいつけ方ができなければ「宝の持ち腐れ」です。
今回は、化粧水の効果的なつけ方をご説明します。
- 手の平に、500円玉大くらいの化粧水を取ります。
- 両手に馴染ませます。
- 顔全体を両手で包み込むように、ゆっくり押さえながら塗布します。
- 目周りや小鼻のくぼみは、指の腹を使って馴染ませます。
化粧水をつけるときは、清潔な手で行うこと。
汗などの汚れた手で付けると、せっかくの化粧水の効果も半減してしまいます。
化粧水を浸透させようと、強く擦り込んだり、パンパン叩いたりする行為は、乾燥を招く原因になります。
角質層に細かい傷が付くことがあり、そこから皮膚奥の水分が流出してしまうことに繋がるからです。
また、長期間に渡り繰り返すと、シミ(炎症性色素沈着)や、毛細血管の拡張による赤ら顔などを誘発します。
さらに、バリア機能が低下するため、人によっては肌が敏感に傾くことがあります。
化粧品に含まれる美容成分は、自然に浸透するようにできていますので、刺激を与える必要はありません。
化粧水をコットンでつけるか手でつけるかは賛否両論ですが、どちらか選ぶなら私は「手」をお勧めします。
手の摩擦よりも、毛羽線維がある分、コットンの摩擦の方が肌への刺激が強いと考えられます。
手でゆっくり押さえながらつけるメリットは、手と肌の間が一時的に密閉されてスチーム状になるため、化粧水の潤いが行き渡りやすくなるという点です。
一方、コットンは、細かい繊維の間から蒸気が流失しやすいと言えます。
化粧水の効果を最大限生かすには、大量・頻繁につけ過ぎないということです。
「水は命」のごとく、何回も重ね付けしたり、昼間に噴射式ローションを活用する人がおられますが、大部分が蒸発の餌食になるだけでなく、乾燥肌を招く原因になるためお勧めできません。
化粧水は、洗顔後に顔全体を湿らす程度で十分です。
化粧水塗布後は、成分の蒸発を最小限に食い止めるために、速やかに次の工程(美容液やクリーム)に進みましょう。
瑞々しいものは、脳内の癒しホルモン作用があると言われています。
エステのようなイメージを抱きながら、リラックスして化粧水を付けることで、内面からの美肌効果が期待できるでしょう。
- 「水分補給=保湿」×
- 「叩く=浸透する」×
- 「美容成分が多い=効果が高い」×
以上が、化粧水について、是非覚えておいていただきたい3つのポイントです。
スキンケアは、イメージではなくサイエンス(科学)で考える時代です。
このコラムが、化粧水選びに迷っている人達のご参考になれば幸いです。
|
|
関連コラム
-
スキンケアカウンセラー 松原 好克
-
-
BEAUTY LATTE
-
-
|
|