得られる効果を最大限に!

皆さん、こんにちは。

スキンケアカウンセラーの松原好克です。


せっかく自分に合った化粧水を見つけても、正しいつけ方ができなければ「宝の持ち腐れ」です。

今回は、化粧水の効果的なつけ方をご説明します。

 

 

化粧水の正しいつけ方
  1. 手の平に、500円玉大くらいの化粧水を取ります。
  2. 両手に馴染ませます。
  3. 顔全体を両手で包み込むように、ゆっくり押さえながら塗布します。
  4. 目周りや小鼻のくぼみは、指の腹を使って馴染ませます。

 

注意点

化粧水をつけるときは、清潔な手で行うこと。
汗などの汚れた手で付けると、せっかくの化粧水の効果も半減してしまいます。

肌に刺激を与えるのは厳禁!

化粧水を浸透させようと、強く擦り込んだり、パンパン叩いたりする行為は、乾燥を招く原因になります。

角質層に細かい傷が付くことがあり、そこから皮膚奥の水分が流出してしまうことに繋がるからです。

 

また、長期間に渡り繰り返すと、シミ(炎症性色素沈着)や、毛細血管の拡張による赤ら顔などを誘発します。

さらに、バリア機能が低下するため、人によっては肌が敏感に傾くことがあります。


化粧品に含まれる美容成分は、自然に浸透するようにできていますので、刺激を与える必要はありません。

コットンよりも手でつける方が効果的
「手でつける」派です

化粧水をコットンでつけるか手でつけるかは賛否両論ですが、どちらか選ぶなら私は「手」をお勧めします。
手の摩擦よりも、毛羽線維がある分、コットンの摩擦の方が肌への刺激が強いと考えられます。


手でゆっくり押さえながらつけるメリットは、手と肌の間が一時的に密閉されてスチーム状になるため、化粧水の潤いが行き渡りやすくなるという点です。


一方、コットンは、細かい繊維の間から蒸気が流失しやすいと言えます。

大量・頻繁につけ過ぎるのは逆効果!

化粧水の効果を最大限生かすには、大量・頻繁につけ過ぎないということです。


「水は命」のごとく、何回も重ね付けしたり、昼間に噴射式ローションを活用する人がおられますが、大部分が蒸発の餌食になるだけでなく、乾燥肌を招く原因になるためお勧めできません。

 

化粧水は、洗顔後に顔全体を湿らす程度で十分です。
化粧水塗布後は、成分の蒸発を最小限に食い止めるために、速やかに次の工程(美容液やクリーム)に進みましょう。

 

 

つけるときは、リラックスして

瑞々しいものは、脳内の癒しホルモン作用があると言われています。


エステのようなイメージを抱きながら、リラックスして化粧水を付けることで、内面からの美肌効果が期待できるでしょう。

 

 

おわりに
  • 「水分補給=保湿」×
  • 「叩く=浸透する」×
  • 「美容成分が多い=効果が高い」×

 

以上が、化粧水について、是非覚えておいていただきたい3つのポイントです。


スキンケアは、イメージではなくサイエンス(科学)で考える時代です。
このコラムが、化粧水選びに迷っている人達のご参考になれば幸いです。

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