マフラーやストールの正しいお手入れの方法とは?意外に簡単な洗濯の方法も紹介。縮んだり、型くずれしたりするのを防ぎながら、自宅で上手に洗ってみませんか?

マフラー・ストールのお手入れ&洗濯は、難しくない!

寒い季節に大活躍のマフラーやストールは、こまめな手入れや洗濯が必要です。

ですが、「大変そう」「面倒…」と感じている方も多いのではないでしょうか。

手間がかかるように思えますし、縮んでしまうのも怖いですよね。

確かに少し手間はかかりますが、実は、マフラーやストールの手入れ・洗濯は難しくありません。

愛用しているものがあれば、普段からお手入れをしてみてはいかがですか?

 

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マフラー・ストールのお手入れの方法

マフラー・ストールの手入れといっても、実際に必要なものは「こまめな陰干し」と「ブラッシング」です。

 

「陰干し」の目的とやり方

陰干しはカビの発生を抑え、マフラーやストールに付いた臭いを落とす目的で行います。


干すときは、ハンガーを使います。

マフラーやストールを掛け、風通しが良い場所に吊るしておきましょう。

 

直射日光に当てると、紫外線で変色する可能性があります。

変色すると元に戻りませんので、日陰に干すようにしましょう。

 

「ブラッシング」の目的とやり方

もう一つのブラッシングは、マフラーやストールに付いた埃を落とし、毛羽立ちを抑える目的で行います。

 

マフラー・ストールを平らな場所へ広げたら、馬毛のブラシで表面を撫でるようにブラッシングしましょう。

ブラッシングする際は、繊維の方向に沿って、同一方向へブラシをかけることをおすすめします。

 

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マフラー・ストールを自宅で洗濯するには?

マフラーやストールに、汚れや臭いが付いてしまった場合、どうしていますか?

汚れなどを落とすためには、やはり洗う必要があります。

その場合の正しい洗濯の手順は、次のとおりです。

 

1. 洗濯絵表示を確認します

実際に洗濯に取りかかる前に、自分で洗えるものかどうか、必ず洗濯絵表示を確認しましょう。

桶の記号が書かれた「手洗いマーク」・「洗濯機マーク」のものであれば、自分で洗うことができます。

 

 

なお、マフラー・ストールを洗う場合は、たとえタグに「洗濯機で洗濯可能」と表示されていたとしても、手洗いで洗濯することをおすすめします。

 

2. 折りたたんで洗濯ネットに入れます

マフラー・ストールを洗濯するときは、縮んだり、型くずれしたりするのを防ぐために、きれいに折りたたんで洗濯ネットに入れます。

 

フリンジ(端についている房)などの飾りが縮んだり、取れたりする可能性もあります。

フリンジや飾りといったデリケートなものついている場合は、それらが内側にくるよう折りたたみましょう。

 

3. 押し洗いします

次に、洗面器やバケツへ水を張り、洗濯洗剤を溶かしましょう。

なるべく液体洗剤がおすすめです。

 

その中へ洗濯ネットに入れたマフラーやストールを浸けていき、ゆっくりと押し洗いしましょう。

揉まないように、上から押すように洗うのがコツです。

4. 手で脱水します

押し洗いが済んだら、マフラーやストールを取り出し、手で脱水を行います。

洗濯ネットを半分に折りたたみ、水を押し出すようにすると、簡単に脱水できます。

絞るとシワが付く場合もありますから、手で押して脱水しましょう。

5. すすぎを行います

一回目の脱水を終えたら、洗面器などへきれいな水を張り、押し洗いしたときと同じ方法ですすぎを行いましょう。

2~3回繰り返すのがポイントです。

中に染み込んだ洗剤をしっかりと洗い落としましょう。

 

6. 柔軟剤をなじませます

すすぎが済んだら、また洗面器などに水を張り、今度は柔軟剤を混ぜましょう。

そこへマフラーやストールを再度浸け込み、軽く押して全体に柔軟剤をなじませるようにします。

 

7. 洗濯機で2~3分間脱水して、陰干しします

柔軟剤が馴染んだら、最後は洗濯機で2~3分間脱水します。

この脱水が完了したら、マフラーやストールを洗濯ネットから取り出し、ハンガーへ吊るして陰干ししましょう。

クリーニングも一つの手段に

マフラー・ストールの洗濯は意外に簡単です。

ですが、家庭で洗濯できない製品もあります。

洗濯絵表示を見て洗濯ができないとわかったものは、クリーニングに出しましょう。

洗濯は少し手間がかかるため、面倒な方もプロに頼むのが良いかと思います。

ただし、自宅で洗うにしろ、クリーニングに出すにしろ、日頃のお手入れが大切なことに変わりはありません。

長くキレイに使うために、こまめな陰干しとブラッシングは、忘れず行いましょう。

この記事を書いたコラムニスト

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