乾燥肌対策を本当に行うなら、セラミドによる保湿スキンケア!冬の乾燥肌の原因と科学メカニズム (1/2)
皆さん、こんにちは。
スキンケアカウンセラーの松原好克と申します。
「毎日丁寧にお手入れをしているのに、なぜか潤いがない…」
「いつも注意しているのに、気付いたら、すっかりカサカサに…」
「朝はしっとりしているのに、お昼には突っ張り感が…」
ご相談を受ける女性とのカウンセリングで、必ず出てくる話題が「乾燥肌」についてです。
年齢と共に実感する肌の乾燥は、多くの女性の深刻な悩みとなっています。
スキンケアの目的原点は、肌の健康維持です。
そして、肌の健康に最も大切なことは、豊富な水分が保持されているかどうかです。
今回のコラムでは、スキンケアの主役とも言える”保湿”について、お話いたします。

皮膚には表皮と呼ばれる部位があり、厚さは約0.2mmですが、体の場所によって違いがあります。
例えば、目周りは非常に薄く、足の裏などは厚いのが特徴です。
表皮は4つの層に分かれており、中でもスキンケアにおいて特に関わりが深いのは、一番外側にある角質層です。
角質層内には、角質細胞がミルフィーユのように10層以上重なっており、これらは死んだ細胞で、肌の代謝サイクルにより、表面から自然にアカとなって剥がれていきます。
その角質層は、ケラチン・細胞間脂質・NMF(天然保湿因子)などで構成されており、肌の潤いを保つ水分が15%~20%含まれています。
中でも細胞間脂質と呼ばれる物質が、水分保持の大きな役割を担っています。
その細胞間脂質自体も幾つかの脂質が寄り集まっており、特に「セラミド」と呼ばれるものが、重要になります。
出典 http://www.kao.com/jp/skincare/structure_03.html
基底層で生成された表皮細胞は、約4週間で角質細胞(死んだ細胞)になり、この間にセラミド(細胞間脂質)が形成されます。
昭和40年代後半~50年代前半頃にかけて角質層の仕組みが解明され、体の内部で作られた水分は、表皮細胞から角質層に押し上げられた後、細胞間脂質のセラミドを中心に守られていることが分かってきました。
細胞間脂質は、角質細胞と角質細胞を繋ぎ止めるボルトのような役割をしています。
これが、いわゆる”肌の潤い”です。
セラミドは、約80%もの高い割合で肌の水分維持に貢献しており、他には、NMF(天然保湿因子)が約17%、皮脂が約3%になっています。
これらの科学的根拠から、皮脂が肌の潤いを守ると思い込んでいる人がおられますが、実はあまり関係ないことがわかります。
そして、セラミドをターゲットにした保湿ケアが、瑞々しい美肌には欠かせないということになりますね。

加齢等でセラミドが減ると、表皮細胞から運ばれた水分が角質層で保持されず、次々に蒸散していきます。これが乾燥肌の主な原因です。
肌には、「バリア機能」という水分蒸散を防ぐ働きや、外的刺激から皮膚を守る働きが備わっています。この機能によって、肌の潤いが保たれているのです。
出典 http://www.kao.com/jp/skincare/structure_03.html
バリア機能を操る最大の立役者こそ、先ほどから申し上げているセラミドなのです。
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