「ヘアケア」と聞いて思い浮かべる物は何でしょうか?
ご家庭で使う「シャンプー・トリートメント類」、サロンで行う「トリートメント・ヘッドスパ」などが主かと思います。
その考えは、もちろん正解です。
なるべく良い状態を保つ、または状態が悪い場合、そこからの改善・緩和の目的として行うのが、ヘアケアです。
ですが、本当はもっと大切な事があります。
それは「無駄なダメージを作らない」こと。
「状態が悪いから良いシャンプー・トリートメントを使う」、「痛んだから、サロンでトリートメントを行う」という方がほとんどかと思います。
厳しいことを言うようですが、こんな事を繰り返していては、いつまで経っても、そしてどんなに頑張っても、綺麗な髪を手に入れることは出来ません。
以前のコラムでもお伝えしましたが、髪には「自己治癒力」がありません。
一度受けたダメージは、二度ともとに戻る事がないのです。
ヘアケアで扱いやすく綺麗に見せることは出来ても、ダメージを治すことは、今現在不可能とされています。
ですが、デザインを作るのに必要なパーマやカラー、クセ毛などの悩みを改善させる為の縮毛矯正などには、ダメージは必ずついてまわります。
皮肉にも、理美容室で行う技術は、最も髪を痛める行為なのです。
とは言っても、デザインを作る上では必要不可欠な技術ですし、ダメージは絶対に避けて通れません。
だからこそ「無駄なダメージを作らない」、これこそが最も重要な「ヘアケア」なのです。
ホームカラーは、サロンカラーよりもダメージが強く、かつカラー後の処理をご家庭では行うことが出来ません。
特に、白髪染めはさらに負担が強いのです。
毛先に何度も塗ると痛むからと言って、根元だけに塗る方も多いと思いますが、プロが行うように上手に塗る事は出来ず、やはり染めたところに何度もカラー剤がついてしまいます。
それを繰り返すことで、髪に「ダメージムラ」が発生します。
この「ダメージムラ」が発生すると、今後のパーマやカラー・縮毛矯正などの仕上がりに影響が出てきます。
技術や知識などは、理美容室やスタイリストによって様々です。
度々サロンを変えてしまうと、毛髪の診断・処理の仕方、使うものが変わり、当然、髪のダメージも様々になってしまいます。
すると、上記で書いたように、ここでもまた「ダメージムラ」が発生します。
今は様々な技術が存在するため、髪のダメージもかなり複雑化しています。
やはり、理想のヘアスタイルを手に入れる為には、サロンを固定化し、スタイリストとしっかりと話し合い、自分の髪を理解してもらう事が大切です。
流行を追い求めたり、目先のスタイルにばかりにとらわれてしまったりすると、気づいた時には「髪がボロボロ」ということになりかねません。
理想のスタイルは、理想のコンディションの髪から作られます。
しっかりとプロの方と自分の髪について相談することで、現状を把握し、的確なケアとスタイルを選びましょう。
どんなにサロンで良い事をしても、ホームケアがままならなければ、髪の痛みの進行は早まります。
これだけのケア商品がある中、一般の方が自分にあったものを見つけ出すのは至難の業です。
信頼のおけるスタイリストに相談し、毎日しっかりと継続的にケアをしましょう。
最低でも、以上の事柄を守ることで、無駄なダメージが起こるリスクを減らすことができます。
綺麗な髪は人を若々しく見せ、反対に、髪が痛んでいると実年齢よりも上に見られます。
綺麗で悩みの少ない髪で作るヘアスタイルこそ、理想のヘアスタイルではないでしょうか。
ヘアスタイルというのは、人の印象を決めるのに多大な影響力を持っています。
また、本人にとっても、考え方がポジティブになったりと、髪型を変えるだけで、意識まで変えることができま
す。
そんな髪を、もっと大切にしませんか?
今一度、自分が行っているヘアケアを見直してみることをお勧めします。
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