流行は繰り返すというのはよく聞く言葉ですが、今まさに、90’Sリバイバルブーム。

昔流行ったものが今でも新鮮というのは、素敵なこと。昔を知らないからこそ新鮮、なのかもしれません。
今回は90年代と今のトレンドを比較してみようと思います!

 

①スニーカー

 

〈90年代〉
ナイキ(NIKE)」エアジョーダン、AIR MAXなど、ハイテク系が主。特にAIR MAXは品薄で社会現象にまでなった。エアジョーダンは未だに根強い人気で、90年代のものは手に入りにくく、高価なアイテムとなっている。

 


出典:rakuten

 


〈2014年〉
男女問わずスニーカーブーム。特に「ニューバランス(Newblance)」が爆発的に売れ、「リーボック(Reebok)」のポンプフューリーや、「アディダスオリジナルス(adidas originals)のスタンスミスも復刻。2014年はエアジョーダン生誕23周年で、復刻モデルも次々リリース。

 

 ストリートスナップ

 

②ロゴアイテム

 

〈90年代〉
ブランドブームとなり、シンプルながらわかりやすくキャッチーなものが流行。

 

出典:http://ameblo.jp/mericca/

 


〈2014年〉

2012年に「ケンゾー(KENZO)」のクリエイティブディレクターに元オープニングセレモニーのウンベルト・リオンとキャロル・リムが就任後、再びブームとなる。又、ファレル・ウイリアムスやBIG-BANGなど、多くのファッションアイコン達が愛用して火が付き、「エムシーエム(MCM)」が日本に再上陸など、80~90年代に流行したブランドの再燃が多くみられる。

 

出典:http://manuwears.blogspot.jp/

 

 ストリートスナップ

 

 ③スポーツアイテム

 

〈90年代〉

エアジョーダンなどでの「NBA」ブームで、ユニフォームやソックスなどもファッションアイテムとして確立された。特に「シカゴブルズ」や「ニューヨーク レイカーズ」のアイテムが人気。

 


出典:rakuten

 


〈2014年〉

スニーカー、ソックスから始まりベースボールシャツやキャップ、スタジャンなどスポーツブランドのアイテムをMIXさせるスタイルがトレンドとなる。90年代では男性メインのブームだったが、現在は男女問わず、”ジェンダーレス”というのも今っぽい。

 

 ストリートスナップ

 

 

 

今までにも幾度となく繰り返されてきたトレンド。今回は90’Sという比較的新しい時代が短いスパンで訪れたな、という印象です。

女性のメイクで最近多い太眉に赤いリップ、というのも90年代っぽいです。その他にもカーディガンの肩掛けや、シャツの腰巻きなども実は90年代。その頃のドラマを観ると、よくわかります。最近雑誌でも「90’S特集」がちらほら。

 

GINZA」2014年6月号、「WWD」2014年7月号


90年代は今よりももっとみんなが同じものを好んで、同じものを買って、という時代だったように感じますが、なぜか個性もあった不思議な時代です。

”ファストファッション”という言葉もまだなくて、インターネットも普及しておらず、雑誌とテレビと周りの友達、街を歩いている人達が情報源で、そんな中でおしゃれを知りたい、とファッションに対して勉強熱心な人が多かったのではないでしょうか。
今はもっと多様化して、お店やブランドも増えて、情報量もはるかに多く、すごく便利になりましたが、ここへきて90’Sが注目されているのも面白いです。
どちらも経験している人からしたら、「なぜ??」と思う部分も多いでしょう。

もしかしたら、クローゼットに眠っているアイテムもあるかもしれません。その頃を思い出して、もう一度ファッションに興味を持ってもらえたら嬉しいです。

 

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