昆布のネバネバ成分が美容健康に最高!季節風呂と手作り化粧水の作り方 (1/2)
こんにちは、昆布料理研究家の岩佐優です。
いよいよ、今年の新昆布が皆様のお手元にも出回る季節になりましたね。
昆布業界にとってはお正月を迎えた様な気持ちで、一年中で一番気合いが入る時なのです。
新物の天然真昆布が出荷されるのはもうすぐです。
ところで皆様ご存じですか?
鳴尾浜温泉熊野の郷では、昨年も好評だった利尻昆布風呂が登場しました。
やや黒褐色で、上品で清澄なだしが取れるため、懐石料理などで使用されている利尻昆布を北海道から取り寄せて、昆布から出る成分と香りを楽しんで貰うそうです。
利尻昆布には、昆布のヌルヌル成分の中にあるアルギン酸の効果で毛穴の汚れを落とし、肌の表面に膜を作るので、保湿効果があるとされています。
また、フコイダンという食物繊維の一種が含まれており、主な働きとして糖尿病の予防、高血圧の予防、動脈硬化の予防に注目されています。
「昆布エキス」は髪と頭皮に優しく、ヘアトリートメント成分(アミノ酸、植物エキス、オリーブオイル、ホホバ油、スクワランオイル)で髪につやを与え、健やかな髪へ導きます。
アイルランドには「海藻浴」という、様々な海藻を玉ねぎが入った茶色のネットのような物に入れたお風呂用の商品があります。
それを日本の北海道産の昆布を使用し、「昆布浴」を試してみました。
まず香りが違います。
もっとも、アイルランドの「海藻浴」には、ほとんど昆布が入っていないようですが、今回はぎっしり詰めました。
お風呂場に海藻臭さはほとんど感じず、お湯に入るとこれまで以上にホカホカ・ツルツル感があります。
冷え性の方には、冬場にお薦めですね。
フコダインは、海藻独特の「ヌルヌル成分」のことです。
その粘り成分は、美容と健康に欠かせないということで注目されています。
フコダインは、海藻の葉にある粘膜管から分泌され、葉や茎が海中で痛んだときに、そこから細菌が進入しないように防御してくれる役割があります。
これが、肌や髪の保水能力に非常に優れていることが分かっています。
そこで、夏のダメージケアに最適の、かごめ昆布を使った昆布ローションをご紹介します。
- がごめ昆布 : 1g
- 純米酒 : 50ml
(昆布エキス抽出のために使用しますが、日本酒もお肌をしっとりさせます。)
- グリセリン : 5ml
(薬局で購入出来ます。保湿作用があります。)
- ラベンダー精油: 5滴
(アロマテラピー専門店で購入できます。お肌の修復を助けます。)
特に、日焼け後のケアに最適です。
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