はじめに

フットケアセラピストの藤井朋代です。

 

皆さんはきちんと足のサイズを測ったことはありますか?

 

靴を買うときは「23cm」や「24cm」など、足の長さ(足長・そくちょう)だけを参考にすることが多いと思います。
しかし、靴のサイズには「足長」と「足囲(そくい)」の二つがあるのです。

そこで今回は、靴を選ぶときに知っておきたい「足長」と「足囲」の図り方をご紹介します。

 

 

足長と足囲

足長とは、その名の通り足の長さです。
そして足囲とは、足の親指の付け根から小指の付け根をぐるりと巻いた長さのことです。

靴に書かれている「EE」や「EEEE」などがその足囲のサイズを表しています。


注意しなければならないことは、足囲は足の幅ではないということです。
例えば、足幅があり甲の低い人と、足幅は狭いけれども甲の高い人では同じ足囲になることがあるのです。

 

足長のはかり方

履いている靴が「23㎝」だから自分の足は「23㎝」と判断されている方も多いのですが、実際にサイズを測ってみると、靴のサイズとは違うサイズだった、ということはよくある話です。

 


足長の測り方は、かかとから直角のラインに人差し指を置き、正面を向いてまっすぐ立った状態で一番長い指を図ります。

 

柱などにかかとを付けてフローリングのラインに沿って人差し指を置くと測りやすいです。
両足とも測ってみてください。

 

足囲のはかり方

足囲は2つの方法で図ることで、より正確な数値がわかります。

 

立った状態で図る

まず一つ目は立った状態で図る方法。

これは一人では難しいのでご家族など誰かに測ってもらうといいでしょう。
メジャーを足の親指の付け根から小指の付け根のそれぞれ一番出っ張った部分を通るように置き、ぐるりと巻いて測ります。

 

座った状態で図る

そしてもう一つは、椅子などに腰かけ足を組んで上になる足を同様にはかります。

つまり体重のかかっていない状態で測ります。
どちらも両足測ってください。


この時、二つの足囲に大きなサイズの差がある場合は、足の指がうまく使えていない可能性があります。

タオルを床に置いて足指で手繰り寄せる"タオルギャザリング"などで足の指を使う訓練を行うのが効果的です。

 

足囲に関しては足長との組み合わせによって「EE」などの表示がJIS規格で決められています。

 

おわりに

靴を買うときはこの足長と足囲を参考にしてみてください。

足長と足囲の合った靴を選べば、足が痛くなりにくく、歩くときにかかとが脱げにくくなります。

 

 

足に合った靴を履くことで、外反母趾やハンマートゥなどの足の変形を防ぐことができるのです。

自分がどの表示のサイズに当てはまるか分からない場合は、サイズ測定をしてくれる靴屋さんやフットケアサロンに相談することをおすすめします。

Tagこのコラムに関するタグ

この記事を書いたコラムニスト

美容 / 健康管理 / ファッション / ショッピング

関連コラム