「完全呼吸法」のやり方3step!代謝アップ、便秘解消、ダイエット効果を高める♪ (1/2)

呼吸が浅いと体調不良の原因に。正しいやり方で深呼吸を行えば、血流が良くなって代謝がアップ。冷え・便秘・むくみ解消や、免疫力アップ、自律神経の乱れ改善などの効果が期待できます。

執筆者: 美宅玲子 職業:美姿勢インストラクター
代謝アップ!免疫アップ!引き締め!驚くべき呼吸の効果

こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。

 

1日に2万回はするという呼吸。

呼吸で取り入れた酸素が全身へ行きわたり、回収された二酸化炭素を吐き出すことを考えただけでも、呼吸の質が1日2万回も積み重なれば、美容や健康に大きな差が生まれるはずです。


今回は、普段無意識で行っている呼吸の傾向から効果的な呼吸法まで、ご案内します。

 

 

実感してみよう!呼吸と姿勢の密接な関係

呼吸と姿勢は、非常に密接に関係しています。

次の方法で、簡単にそれを実感することができます。

 

1.背中を丸めた姿勢で深呼吸してみる

背中を丸めた姿勢になって、深呼吸をしてみましょう。

どれだけ肺が広がり、呼吸で肋骨の周りが広がる感覚があるかを覚えておきます。

 

2.背筋を伸ばして深呼吸してみる

続いて背筋を伸ばして深呼吸をしてみましょう。

背中を丸めてた時と、呼吸の入り方にどれだけ違いがあったでしょうか。

 

息がたくさん入ってきたのはどっち?

背筋を伸ばしている方が断然息がたくさん入ってきたことと思います。

私たちは普段、丸めた姿勢になることが多いですから、無意識に呼吸を浅くしていたことが分かります。

浅い呼吸では、肺がよどむ…
呼吸が浅い ⇒ 汚れた空気が肺に残り続ける

浅い呼吸は、新鮮な空気があまり入って来ないというだけでなく、肺の中の汚れた空気が出し切れないということでもあります。


スポンジに例えれば、常に水を含んでいて、新しい水をたくさん吸収することも古い水を出し切ることもない状態とも言えるでしょう。

 

通常、肺の容量のたった1~2割程度しか使っていない

通常私たちは、肺の容量の1割、良くて2割程度しか使っていないと言われています。


つまり、全ての空気を肺から出し切った状態を「0」、肺の容量いっぱいに空気を入れた状態を「100」とすると、いつも「40~60」の間で呼吸をしていることになります。


常に肺に残っている空気がたくさんあれば、肺は汚れでよどんできます。

 

呼吸(酸素)が全身に行き渡れば、体調不良は改善する!

深い呼吸で酸素が全身隅々に行きわたると、内臓の血流が良くなって代謝が上がり、毛細血管に血が巡ります。

すると、次のような効果が期待できます。

 

  • 血圧が下がる
  • 冷え解消
  • 便秘解消
  • むくみ解消
  • 体温が上がることにより、免疫力アップ
  • 自律神経の働きが整って、イライラ解消

 

吐き切り、吸い切る完全呼吸法
しっかり息を吐き切れば、自然と吸える!

よどんだ空気を保ったまま息を吸い切るのではなく、スポンジと同じようにまずはしっかりと息を吐き切れば、自然と新鮮な空気を吸い込みやすくなります。


吐き切る、吸い切ると言っても、実際は非常時(煙の中、水の中に入っても、ある程度体に酸素を送れるように)のために、0や100になることはないので、思い切り吐き切り、吸い切って大丈夫です。

 

1.吐き切りやすくなるポイント

吐き出す時は、鼻からでも口からでも構いませんが、ストローから吐き出すように細く長くすると、肺胞を活性化し、吐き切りやすくなります。

 

 
 コラムニスト情報
美宅玲子
性別:女性  |   職業:美姿勢インストラクター

ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com

 

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