ヴィトンのスピーディはダサい？トレンド分析で見る真実！

引用元：Amazon Fashion

突然ですが、皆さんに質問です。

ルイヴィトンのスピーディ、皆さんはどう思いますか？

「ダサい」という声も聞こえてきますが、実際はどうなのでしょう？

結論から言うと、スピーディはダサくありません。むしろ今こそ注目すべきアイテムです。

ルイヴィトンのスピーディが今、熱い！ 再ブーム到来のきっかけは2つあります。

一つ目は、ルイヴィトンのクリエイティブディレクターに就任したファレル・ウィリアムズが、スピーディのリニューアルのために新たなキャンペーンを開始したことです。

キャンペーンにはリアーナが登場し、元の台形ラインのデザインを維持しつつ、赤・緑・黄色・青といったカラフルな色づかいのスピーディが、クラシカルな中に新しさを取り入れていると注目を集めています。

二つ目は、2000年代初頭のY2Kファッションへの関心が高まっていることです。「流行は繰り返す」という言葉がありますが、2000年代頭に特に人気を集めたスピーディが、トレンドアイテムとして再び注目されつつあります。

リアーナ、ソフィー・ターナー、ベラ・ハディッドら、海外セレブがスピーディを愛用していることも、人気に拍車をかけています。

 ルイヴィトンのスピーディは、1930年に、旅行用の軽量かつコンパクトなバッグとしてデザインされました。

スピーディは豊富なサイズ展開がされており、日常使いから小旅行まで、幅広い用途に対応しています。

それぞれのスピーディのサイズと特徴を紹介します。

• ナノ・スピーディ：まさにナノサイズのスピーディ。必要最低限の荷物で出かけたい時にピッタリです。
• スピーディ 25：使い勝手のよいサイズのスピーディ。日常使いに最適で、都会的な雰囲気です。
• スピーディ 30：一般的なサイズのスピーディ。必需品をすべて収納できる、実用的なデザインです。
• スピーディ 35：少し大きめのサイズのスピーディ。旅行やビジネスシーンにも適しています。
• スピーディ 40：最も大きなサイズのスピーディ。長期の旅行に最適で、収納力が非常に高いです

そもそも、スピーディが「ダサい」という声は、どこから来るのでしょうか？

理由の一つは、スピーディがあちこちで見かけるアイテムだということです。スピーディは長年にわたって人気があり、定番化したバッグだといえます。

定番化することで、新鮮味を失うこともあります。しかし、それが真の価値を損なうわけではありません。むしろ、広く長く受け入れられ続けていることは、スピーディの普遍性を証明しているといっていいでしょう。

スピーディは2000年代に大流行しました。過去に流行したというのも「ダサい」と言われる理由でしょう。私自身、母が使っているのを見て、「昔のアイテム」というイメージを持っていた一人です。

一方で、20代の頃に買ったスピーディを、50歳を過ぎた母が大切に、長く使っているのを見てきました。そんなスピーディの丈夫さに惹かれて私も購入し、愛用しています。

いくらスピーディが長持ちするアイテムだとはいっても、きちんと手入れがされていないと魅力が半減され、ダサく見えてしまいます。

 引用：Yahoo!知恵袋

コピー商品・中古品が多く出回っていることも、ヴィトンのスピーディの価値を損なう原因となっています。

私がファッションアドバイスをしているお客様の中にも、「コピー商品が出回っているので、周りから偽物だと思われないか心配」、「新品を買ったのに、中古品だと思われたら嫌」という声があります。

コピー商品、中でもスーパーコピー商品と呼ばれる本物に酷使したレプリカは、素人目には判別がつかないものも多くあります。知らない内にレプリカを身に着けていた、といったことがないように、正規の販売店や公式オンラインショップで買うことをお勧めします。

ファッション業界は常に新しいトレンドを追い求めるので、昨日のヒットが今日は古く見えることも珍しくありません。

トレンドの移り変わりの速さを理由に、クラシックなバッグであるスピーディを「ダサい」、「時代遅れ」という人もいます。流行に敏感な私たちとしては、こうした声はやはり少し気になってしまいますよね。

引用元：Amazon Fashion

 しかし、私たちが忘れてはならないのは、スピーディが持つ普遍的な魅力です。

スピーディのシンプルで洗練されたデザイン・実用性・品質の高さは、時代を超えて愛され続ける理由です。

 スピーディは、日常使いから特別なシーンまで、様々なスタイルに合わせることができる多様性を持っています。

シンプルなカジュアルウェアに合わせるか、フォーマルな装いに合わせさらに引き立てるか、スピーディはあなたのセンス次第で更に輝きを増します。

スピーディは素材やデザインの選択肢も豊富で、ルイヴィトンの定番であるモノグラムキャンバスから上品なレザー、遊び心があふれた限定版のデザインまで様々です。

これらの特徴が、一過性の流行に左右されることのない、真のファッションアイテムとしての価値を反映しているのです。

スピーディは誕生して以来、多くのファッションアイコンに愛されています。

例えば、「スピーディ 25」は映画『ローマの休日』で有名なオードリー・ヘプバーンが、ルイヴィトンにバッグを特注したことがきっかけで、生まれました。

永遠のファッションアイコンであるオードリーが、私物として愛した「スピーディ25」は、現代のファッション業界においても高く評価されています。

現代の海外セレブ達も、スピーディを使用したコーディネートを楽しんでいます。

 引用元：BUYMA

 グラミー賞受賞歌手であるリアーナは、ルイ・ヴィトンと草間彌生のコラボレーションである、赤い水玉模様のスピーディを持ち、L.A.で買い物をしているのが目撃されました。

引用元：Rakuten

スーパーモデルのベラ・ハディッドは、2001年にリリースされた「モノグラムグラフィティスピーディ30」をチェックのブルゾン、黒のカーゴパンツ、白いシュシュでまとめたお団子ヘアに合わせ、甘辛コーディネートを楽しんでいます。 

引用元：BUYMA

女優のソフィー・ターナーは、草間彌生のカラフルなかぼちゃが描かれたミニチュアのスピーディを持ち、夜のデートを楽しむ姿が目撃されています。

スピーディが「ダサい」という声に惑わされる必要はありません。周囲がスピーディを何と言おうと、大切なのはあなたがどう感じ、どうスタイリングするかです。

流行に流されず、自分の個性を大切にすること。それこそが、ファッションの本質です。

これから新たにスピーディを買うのなら、コラボデザインのものをお勧めします。

過去には、村上隆や草間彌生といった、日本を代表する現代美術家とコラボしたスピーディも誕生しています。「ルイヴィトン x 草間彌生」のコレクションは、草間彌生の代名詞である独特の水玉模様が印象的なスピーディが登場し、原宿で開催されたアート展と共にSNSでも大きな話題となりました。

コラボ商品は希少性の高いアイテムでもあるので、他の人とかぶらないか心配という人にピッタリです。

スピーディはルイヴィトンのアイコニック的な存在ですから、少し個性的なデザインを持つのもよいでしょう。

時代を超えたクラシックなバッグ、ルイヴィトンのスピーディで、あなただけのスタイルを楽しんでください。