ずっと愛着が持てる結婚指輪の選び方を紹介。世間の目を気にして背伸びをしたり、その場の勢いで買ったような指輪は、そのうちつけなくなることも…。長い期間身につけたくなる結婚指輪とは?
こんにちは、リングプランナーの飯田馨です。
結婚指輪は、購入直後は満足度が高く身につけている方も多いのですが、年を追うごとに満足度は薄れ、外している方も多くなる傾向にあります。
それが夫婦間の幸福度には直結しなくても、「夫婦仲=結婚指輪をしている」というのは、周りにとっても、子供にとっても、ひとつの安心材料になっていると思います。
そこで、今回は20年後も身につけることができる結婚指輪の選び方をご紹介します。
20年後も身につけることができる結婚指輪の選び方とは、言い換えると、愛着が徐々に下がるような選択をしないということですが、これは最初から完璧な理想の結婚指輪を求め過ぎないということです。
特に、周りの知人や友達、世間の目を気にしたり、背伸びをしたり、その時の幸せなテンションやその場の勢いで選んだりしないことです。
そこからの選択をした後に待っている結果は、期待外れな出来事が多いのです。
金属の耐久性や指輪の品質よりも、自分の心の消費期限に集中して選択をしましょう。
結婚指輪は、英語ではウエディングバンドと言いますから、婚指輪の選びで大切なことは、二人三脚で行うという考え方です。
その際には、ペアにこだわらず、デザインや素材、ブランドが違っても良いですから、ずっと身につけ続けたいとお互いに自分で約束ができるものでなければなりません。
カタログや雑誌で既製品を選ぶ時間に比べ、手作り制作は0からのスタートなので時間はかかります。
地道に二人の関係理解・改善や、思い出を作りたい、結婚生活を作り上げていこうという気持ちのあるカップルにはお勧めです。
ものづくりは、相手の性格や価値観も現れたりします。
相手の「意外性」を発見できるのも魅力です。
制作には第三者のサポートが必要となり、制作の過程では新たな学びの場となることもあります。
「多過ぎる選択肢は、限られた選択肢から選ぶよりも満足度が低い」という研究結果があります。
今は、たくさんの情報やデザインが溢れていますね。
自分たちで結婚指輪を選びたい気持ちは分かりますが、時としてお互いの感情を優先するばかりに、失敗をするリスクが高いと言えます。
結婚指輪がなぜ必要なのか?
なぜ身につけるのか?
憧れや思い込みを拭い去り、もう一度結婚指輪の意味を考えることから始めましょう。
自分たちの結婚指輪を選んだストーリーをもっと素敵にしませんか?
「世間の目」を意識して、どこのブランドとか、どこで購入したとか、話を聞いてもつまらないですし、しまいには結婚指輪を外している理由はもっとつまらないことが多いでしょう。
自分たちがワクワクしながら、楽しいプロセスで選んだ結婚指輪の物語には、「そんな素敵な想いがあったんだ」など、周りの人にも良い影響を与えてくれます。
今の時代、ほとんどのカップルは、お見合い結婚ではなく恋愛結婚です。
恋愛結婚のデメリットとして、「恋愛から結婚のステージに対応ができない」と言われていますが、お互いに向き合うことに対する時間を大切にしていれば、そんなことはありません。
手作り指輪の場合には、自分たちで創造しなければ始まりません。
そのため、形式的な会話では成り立ちませんし、ずるずると先延ばしをしていればコトは進みません。
一見面倒臭そうですが、手作りの最大の利点は、きちんとした手順を踏んでいれば、結婚前の気持ちを整理して、指輪に込めることができます。
結婚指輪を眺めれば忘れることはなく、日々増えていくキズさえも、歩んだ形跡として、愛着が増えたり、結婚生活の歴史として実感することができるでしょう。
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