未来に希望が持てない!不安を解消するための「希望の見つけ方」
今を楽しむことが不安のない未来への第一歩。不安解消には、自分がどうなりたいのか・何をしたいのか・好きなことは何か、考えてみましょう。
こんにちは、心理カウンセラー藤田洋子です。
- 「今を大切にしよう」
- 「過去や未来より、今を考えよう」
こんなふうによく言います。
この「今」という時間は、未来につながっています。
そして、今という瞬間は、どんどん過去になっていきます。
今を大切にすることは未来につながり、先のことを過剰に不安がったり過去にこだわったりすることよりも、今を考えようということです。
もし、今が辛くて苦しいなら、将来を不安に思うのは当然のことですね。
また、希望があっても、そう出来るかどうかと不安に襲われることもあります。
不安は考えても考えても不安しか浮かんできません。
こういう状態が続くと、負のスパイラルに飲み込まれてしまいます。
不安を感じない人は誰もいません。
不安の正体は、実は「どうなるか」という先のことではなく、「どうなりたいか」が分からないからです。
そうであれば、今が不安だから将来のことを考え、将来が不安だからこそ、今、どうするかを考えるのです。
- 今が不安なら、今を楽しく過ごすために、未来にどんな希望を持てばいいのか?
- 将来が不安なら、未来に希望を持つために、今、何をするか?
「やりたいことや好きなことを仕事にしたい」とか、「○○をしていると楽しいから、この先も出来るといいな」など、自分の未来を思い描けるなら、今をどう過ごすかがある程度分かるものです。
未来に希望を持てる時というのは、辛いことや苦しいことがあっても、それを乗り越える力を発揮することが出来るものなのです。
漠然と考えていても、希望は持てません。
また、希望と言っても、大きな何かではありません。
- 自分がどうなりたいのか
- 何をしたいのか
- 好きなことは何か
このことを考えてみましょう。
何かにならなければいけないとか、成功しなければいけないとか、肩書きや外側の称賛を求めるようなことよりも、純粋に自分が幸せな時や好きなことを、身近なことから思い出し、考えてみるといいと思います。
純粋に考えたことは 自分の本音に一番近い
「純粋に考える」ということが大事なことです。
純粋に考えたことは 自分の本音に一番近い部分だからです。
そして、それを具現化していくことです。
成功や肩書きや称賛されることを望んではいけないということではなく、それはそれで、奮闘する材料になることも確かなのです。
けれど、楽しいことや好きなことでないと、やり続けることは難しいのです。
成功や称賛の為にやりたくもないことにしがみついても、神経をすり減らす結果となってしまいます。
何をしている時が楽しいのか、幸せだなと感じる時はいつなのか、そういう時間を多く感じられることこそが、不安のない未来につながっているのです。
やりたいことの為に、気の進まないやらなくてはならないことが出てきても、やりたいことの為なら、それをクリアしようと考える力が湧いてきます。
逆に言えば、やりたくないことの為には動くことが出来ず、苦しみから逃れられません。
ただ辛い苦しい、もうだめだとそんな気持ちだけになってしまいます。
やりたくないことはしないで、好きなことだけをしていこうということではありません。
そう出来ればいいのかも知れませんが、現実にはそうはいきません。
人間関係や社会生活の中には、やりたくないことや、やらなければいけないと思う事は必ずあります。
それでも、やりたいことや好きという動機で動くなら、それが自分にとっての一番の幸せな時間となり、未来につながります。
「不安だから何もしない」という選択をするのも自由です。
「不安でも未来に希望を見出す」という選択をするのも自由です。
どちらの選択が正しいか間違いかではなく、どちらの選択が自分にとって楽しいのか、なのです。
今を楽しむ為に未来があり、未来を楽しむ為に今があります。
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