ピアノの練習で腱鞘炎になる原因と対処法(腱鞘炎に効くツボまとめ)

執筆者: 小川 瞳 職業:ピアニスト

こんにちは、ピアニストの小川瞳です。
今回は腱鞘炎の予防について、というテーマです。

 

 

少しでも痛みを感じたら練習を中止する

私は今まで腱鞘炎になったことはありません。
それは単純な話ですが、常に「腱鞘炎にならないように」という意識を持ってピアノに向かっているからだと思います。

基本的なことですが、少しでも痛みを感じたら練習を中止しましょう。
それをいつも気を付けて、とにかく無理はしないように、自分の体調への感覚を鋭くしながら練習を重ねると、腱鞘炎はかなり避けられると思います。 

 

腱鞘炎になりやすい弾き方
大きな力を使ってしまった場合

痛くなる原因として、自分の手や手首、腕が耐えられる力よりも大きな力を使ってしまった場合が考えられます。
大きな音を出す練習をするときも、ゆっくり一音一音確認するように、丁寧に弾いて下さい。

 

速く弾き過ぎる

おそらく腱鞘炎の一番の原因は、速く弾き過ぎることです。
速く弾きたいパッセージがあったとしても、速いテンポでばかり練習してはいけません。
例え腱鞘炎にならなくても、速いパッセージを速く弾いているだけでは上達しないのです。

手首や腕に無駄な力が入っていないか、無理な動きをさせていないか、それを注意しながら、焦らず落ち着いて練習するようにしましょう。

 

 

有名ピアノ曲の作曲家の多くは西洋の男性

またピアノ曲を残した作曲家の多くは、西洋の男性です。
しかも昔のピアノの方が小さいサイズになっています。
つまり、日本人女性が今のピアノで、彼らが残した作品を演奏することには、肉体的にみると多少不自然な面があるのです。

ですから、どうしても手を広げ過ぎて、故障してしまうこともありがちです。
私も過去に一度、リストのコンチェルトを演奏会で演奏している最中に、親指の関節が逆方向に曲がってしまい、本番は何とか乗り切ったものの、その後しばらく治療が必要となった経験があります。

 

日常生活から手・爪のケアを大切に

演奏するということは体を使う行為なので、多かれ少なかれ、いつでもどこかを損傷する危険性があるということです。

また手は日常的に使わずにいられない部位なので、普段の生活から、なるべく怪我を避けるよう気をつけなければいけませんね。
爪の管理も大切です。

そしてどこかを痛めてしまった場合は、きちんとケアをしたり病院に行って治療をしたりして下さいね。

 

腱鞘炎に効果的なツボ
  • 爪もみ

 

爪の生え際の両側を揉み続けましょう。血行促進、イライラ解消、自律神経の整えなどの健康効果もあります。

 

大陵(だいりょう)

 

押すと気持ちよい箇所があると思いますので、数秒、強めに指圧してください。

 

合谷(ごうこく)&陽渓(ようけい)

 

こちらも押すとすぐに痛気持ちよさが分かりますので、強く数秒指圧してみて下さい。

 

おわりに

世の中には手にハンディを抱えていても、独自の弾き方を確立し、素晴らしい演奏をなさる演奏家もいらっしゃいます。
もし、何かの事情で手に問題を負ってしまっても、ピアノをとても愛している場合は、自分の方法で諦めずに取り組んでみて下さいね。

 
 コラムニスト情報
小川 瞳
性別:女性  |   職業:ピアニスト

ピアニストとして東京や茨城を中心に、ソロの演奏会やオーケストラとの共演など、数多くの演奏活動を行っております。
音楽心理士の資格も持ち、トークコンサートやコンクールの審査員もつとめております。
また長年に渡り執筆活動も並行して行っており、小説を3作品出版しております。
こちらのサイトでは、幼少時よりピアノを学び続け、クラシック音楽の世界に身を置く私ならではのコラムを執筆できたら、と思います。
よろしくお願い致します。
小川瞳 公式ホームページ https://ogawahitomi.amebaownd.com/

小川瞳作曲 笑顔のBGM
https://youtu.be/Qrt-stZPTb8