イギリスのアフタヌーンティー、食べる順番は?優雅に見せる基本マナー

執筆者: 佐久間順子 職業:マナー講師【ファーストクラス流マナー】/「マナーズ・フィニッシングスクール」主宰
はじめに

こんにちは。マナー&プロトコール講師、佐久間順子です。

「マナーで世界一周」というコンセプトで、世界中のマナーをご紹介致します。

 

今回はマナーの国、紳士の国とも言われる、イギリスでのマナーについてです。

 

 

アフタヌーンティーのマナー

イギリスで是非体験しておきたいのが、高級ホテルのラウンジで頂くアフタヌーンティーです。

 

優雅な気分で英国文化を満喫する為、知っておくべきマナーを確認しましょう。
今回ご紹介するポイントは、2つです。

 

 

ティーフーズの食べる順序は?

三段スタンドに華やかに盛られた、ティーフーズが運ばれて来ました。
どの様な順番で、頂くと良いでしょうか。

 

 

ホテルによって、三段スタンドの盛り方の順番は様々ですが、正しい順番は『サンドイッチ、スコーン、ペストリー』です。

 

この順番は、逆戻りしてはいけないというルールがありますのでご注意下さい。

 

サンドイッチ、スコーンを食べ、ペストリーを食べてから、またしょっぱい物が食べたいと思い、サンドイッチに戻るなどという事は避けます。

 

ティーフーズの食べ方

ティーフーズの食べ方は、ナイフとフォークを使ったりはせず、手でつまんで頂きます。

右手で持つティーカップの取っ手を汚さずに済むよう、ティーフーズは左手で頂きましょう。

 

スコーンの場合は

スコーンは、ナイフとフォークで縦にばっさり切ったりしてはいけません。

 

両手でスコーンを上下に割ります。

形状により割りにくい場合はナイフで水平に切ります。

ティーナイフを使用し、ジャム、クロテッドクリームを一口分ずつ塗って、いただきましょう。

 

 

紅茶を飲む時は

紅茶を頂く際は、息を吹きかけて冷ましたり、音を立ててすする事は控えましょう。

イギリス人はじめ、欧米の方は食事中の音を嫌います。

以上の基本的なルールを守る事で、自身はもちろん、その場にいる他のお客さま全員も気持ちよく、優雅な一時を楽しむ事が出来ます。

 

おわりに

イギリスのアフタヌーンティーマナー、いかがでしたでしょうか。

 

その国のちょっとした礼儀作法を身に付けているだけで、ますます旅行が楽しくなります。
マナー、という世界共通のパスポートで素敵なレディ&ジェントルマンを目指しましょう。

 
 コラムニスト情報
佐久間順子
性別:女性  |   職業:マナー講師【ファーストクラス流マナー】/「マナーズ・フィニッシングスクール」主宰

☆ コラム『マナーで世界一周』 ☆
元外資系航空会社CAとして世界約38か国に乗務した経験を基に「マナーでお国巡り」をコンセプトとしたコラムをお届けいたします。ご一緒に世界一周の旅に出かけましょう!

【専門分野】
ファーストクラス流マナー

ファーストクラスのエッセンスを取り入れた『マナーズ・フィニッシングスクール』を主宰しております。
世界標準のマナー「プロトコール」、ホスピタリティー、女性のエレガンスなど、ファーストクラスCAが最高のおもてなしをする際のマナースキルやおもてなし術を日常に落とし込み実践することで、あなたの暮らし(=人生)がますます楽しくハッピーなものになります。
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