私たち日本人が、海外で色々な異文化に触れて驚いているように、日本に来た外国人も毎日色々なことに驚かされているようです。

日本人であれば、4（死）と9（苦）の階が無いことは当たり前でも、外国人にとっては初めてのことで、驚いたそうです。

しかし、その意味を知って、日本人の心配りに感心していました。

まずジュースの自動販売機が多いことに驚き、さらにそのジュースの種類の多さに驚いたそうです。緑茶だけでも種類が多いので、毎回、何を買えばいいのか迷ってしまうとのこと。

その気持ち、日本人でも少し分かりますよね。

さらに、外国人を驚かせたのが、お米の自動販売機の存在です。

お米が主食の国ならではの自動販売機でしょう。

日本人は電車の中で寝ている人が多く、それだけ一生懸命働いているのだと感心したそうです。

また、電車の中で安心して寝ることができる、その治安の良さに驚いたという声も。

しかし、日本人にとってみれば、あまり胸を張って誇れる文化ではありません。

誰もが、できれば家で寝たいと思っていますよね。

日本のテレビでは春になると、桜の開花時期をお知らせしてくれます。

「花の開花時期を教えてくれるとは、なんて素敵な国」と受け止められています。

日本人はマナーが良く丁寧だ、というイメージを持って日本を訪れた外国人が驚くことは、日本人の冷たさです。

重たい荷物を持っている人がいても手助けせず、お年寄りが困っていても見て見ぬふりをする日本人の姿は、外国人のイメージを覆してしまうようです。

確かに、海外でスーツケースを持って階段を上っていると手助けしてくれる人がいますが、成田に戻ってきた途端、誰も助けてくれなくなります。

「日本はテクノロジーの国だと思っていたのに、全くWi-Fiがない。あっても繋げない」と多くの外国人が怒っています。

確かに、海外と比べると少ないように感じます。

日本政府観光局（JNTO）の訪日外国人消費動向調査によると、約50.1％の方がWi-Fi不足を感じているようです。

最近は、アルファベット表記が増えてきた日本の案内板ですが、まだまだ日本語表記しかない場所も多く、外国人にとっては観光も一苦労のようです。

「東京はもっと国際的な都市だと思っていた」と言われてしまいました。

日本に行きたいと思っている外国人が多数いることは、日本人にとって喜ばしいことです。

しかし、せっかく訪れる機会を得ても、ガッカリして帰っていく人が多いのでは残念です。

少しでも楽しんで帰ってもらえるように、日本人も努力する必要があるようです。