はじめに

皆さんは「髪」についてどれほど知っていますか?

実は多くの方が「髪」についてよく知らないまま、“なんとなく”でケア方法を選んでしまっています。


髪のことを知らなければ、理想の状態にしていくことは非常に難しくなります。
さまざまなケアをしても結果が伴わなかったり、理美容室で言われるがままパーマやカラーをすれば髪はどんどん悪くなる一方です。


まずはしっかりと「髪」というものを理解するところから始めましょう。

 

 

髪は何からできているのか?
80〜90%が「ケラチン」で構成されている

ケラチンは、アミノ酸が沢山集まって出来た、いわば集合体なのです。

 

CMなどでも「髪にアミノ酸を与えることでダメージを修復」というキャッチフレーズがよく使われています。

 

皮膚表面や爪も同じ

実は皮膚表面の「角質層」そして「爪」も同じ分類に入ります。
他にも水分・脂質・メラニン・ミネラルなども含まれています。


それらのバランスが崩れると、髪はどんどんダメージを起こしてしまうのです。

 

髪はどのような構造になっているのか?

髪は大きく分けると3つに分けることができます。
それはキューティクル・コルテックス・メデュラというものです。

 

もっと分かりやすくするため、少し面白い例ですが、髪を「河童巻き」で例えてみまししょう。

  • キューティクル = 海苔
  • コルテックス = シャリ(ご飯)
  • メデュラ = きゅうり

 

 

このような構造で髪は成り立っています。


海苔(=キューティクル)が何層にも重なり、中に入っているシャリ(=コルテックス)が外に出ないよう守り、シャリも自分たちどうしでくっつき離れないようになっており、そのシャリに包まれてキュウリ(=メデュラ)があります。


その3つがしっかりとしていることで綺麗な髪を保つことができます。

髪は生きているのか?

髪は「死滅細胞」と言われています。
もちろん元は生きている細胞です。


毛根で毛母細胞が髪になる細胞を作り、それがどんどんと上に押し上げられ、空気に触れることで角化(硬くなること)し、頭皮から生えている髪になります。
この角化した時点で細胞は死んでしまいます。

 

 

髪には「自己治癒力」がなく、一度ダメージを起こせばもう二度と治ることはできません。
そのため、どれだけ髪にダメージを与えないようにするかがとても大切になります。

 

髪の働きは?

髪はどのような機能を持っているのでしょうか?

 

髪の主な機能
  • 「頭皮や脳を外敵(衝撃・紫外線・温度など)から守る」
  • 「体内の無駄な重金属や一部の有害物質などの排出機能」

 

これが、主な髪の働きです。

住んでいる環境に応じて、髪も変化します。 

 

 

おわりに

髪はただ容姿を良く見せているだけではありません。
人間が生きていく上でも、大切な働きをしています。

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