皆さんは「髪」についてどれほど知っていますか?
実は多くの方が「髪」についてよく知らないまま、“なんとなく”でケア方法を選んでしまっています。
髪のことを知らなければ、理想の状態にしていくことは非常に難しくなります。
さまざまなケアをしても結果が伴わなかったり、理美容室で言われるがままパーマやカラーをすれば髪はどんどん悪くなる一方です。
まずはしっかりと「髪」というものを理解するところから始めましょう。
ケラチンは、アミノ酸が沢山集まって出来た、いわば集合体なのです。
CMなどでも「髪にアミノ酸を与えることでダメージを修復」というキャッチフレーズがよく使われています。
実は皮膚表面の「角質層」そして「爪」も同じ分類に入ります。
他にも水分・脂質・メラニン・ミネラルなども含まれています。
それらのバランスが崩れると、髪はどんどんダメージを起こしてしまうのです。
髪は大きく分けると3つに分けることができます。
それはキューティクル・コルテックス・メデュラというものです。
もっと分かりやすくするため、少し面白い例ですが、髪を「河童巻き」で例えてみまししょう。
- キューティクル = 海苔
- コルテックス = シャリ(ご飯)
- メデュラ = きゅうり
このような構造で髪は成り立っています。
海苔(=キューティクル)が何層にも重なり、中に入っているシャリ(=コルテックス)が外に出ないよう守り、シャリも自分たちどうしでくっつき離れないようになっており、そのシャリに包まれてキュウリ(=メデュラ)があります。
その3つがしっかりとしていることで綺麗な髪を保つことができます。
髪は「死滅細胞」と言われています。
もちろん元は生きている細胞です。
毛根で毛母細胞が髪になる細胞を作り、それがどんどんと上に押し上げられ、空気に触れることで角化(硬くなること)し、頭皮から生えている髪になります。
この角化した時点で細胞は死んでしまいます。
髪には「自己治癒力」がなく、一度ダメージを起こせばもう二度と治ることはできません。
そのため、どれだけ髪にダメージを与えないようにするかがとても大切になります。
髪はどのような機能を持っているのでしょうか?
- 「頭皮や脳を外敵(衝撃・紫外線・温度など)から守る」
- 「体内の無駄な重金属や一部の有害物質などの排出機能」
これが、主な髪の働きです。
住んでいる環境に応じて、髪も変化します。
髪はただ容姿を良く見せているだけではありません。
人間が生きていく上でも、大切な働きをしています。
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