イタリア旅行で気をつけたい!イタリアのレストランでの食事マナー
イタリアは基本的に、そこまでテーブルマナーに気を使わないで気軽に食べれる国ですが、やはり最低限のマナーはあります。
そこで日本とは違う、食事マナーをご紹介します!
私達日本人はラーメンやおうどんやお蕎麦など、長い麺類はズズズっとすすって音を立てて食べがちですが、こちらイタリアではこの音を立ててスパゲッティーを食べるのは禁止です。
フォークでクルクルっと巻いて、そのまま口に運びましょう。
また、私達日本人はフォークでスパゲッティーを巻くときに、下にスプーンを添えるようにしますが、実はこれもあまりイタリア人はしないんですよ。
お行儀が悪いという訳ではありませんが、珍しいのでジロっとみられるかもしれません。
日本では食卓で鼻をかむのはお行儀がよくないとされますが、こちらは逆。とても大きな音でティッシュで鼻をかんでも誰も気にしません。日本人の方は思わずびっくりして見てしまいそうになるかもしれませんが、こちらでは普通なので振り返らないようにしましょう。
むしろ、鼻をかむのをためらって鼻をグシュグシュいわせている方がお行儀が悪いので、こういう場合は、思い切ってかんでしまいましょう!
スープを飲むときに、お皿を持ち上げたくなりますが、これもあまりお行儀が良いとは言えません。
イタリアではスープは、上の写真のようなお皿で出てきます。
こういう時は、お皿の手前を上げて自分の向こう側に傾け、残り少なくなったスープを溜めてスプーンですくいます。
こうすると、手元が滑った場合でも、自分にスープがかからなくて済みますね。もちろんここでも、スプーンから飲むときには音を立てないでくださいね!
こちらイタリアのレストランでは、着席するとグリッシーニと呼ばれる細長いカリカリっとしたスナックやパンがオーダーしなくても運ばれます。
これはcoperto(コペールト)と言ってお店によって様々ですが、一人3ユーロ前後チャージされます。
日本の居酒屋の”お通し”のような物でしょうか。
パンは大抵カゴやお皿に入れられてますが、食事中にそのパンをちぎって、どこに置こうか悩まれるかもしれません。
実は、テーブルクロスの上に直接コロンと置いてしまって大丈夫なんですよ。
パスタやお肉を食べたときに、お皿にソースが残っていると、思わずパンを浸して全部食べたくなりますよね!
このパンでお皿に残ったソースを拭き取る行為は「scarpetta(スカルペッ)」と言われます。
家で行う分には全く問題ありませんが、レストランでするのはどうだろうと一瞬戸惑います。
気になったので四つ星レストランで食事した際、お皿を下げにきたウエイターに思い切って聞いてみました。すると彼はウインクをしながら「お皿にソースが残ってない方がシェフも喜びますので、ぜひパンで全部拭き取ってください!」と言ってくれたので、それ以降は外でもスカルペッタをしています。
四つ星レストランでもOKなので、普通のレストランでは問題ないと思います。
一度周りを見回して、他のお客さんの様子を伺ってみてくださいね!
いかがでしたでしょうか。
国が違うと文化も違い、日本では普通のことでも、海外ではお行儀が悪いと思われてしまうかもしれません。
旅行に行く前にしっかりと勉強をして、恥をかかないようにしたいですね。
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イタリアより、チャオ~!
英語を学ぶ為、ペンパルで文通を3年ほどしていたイタリア人の彼と、ひょんなことからお付き合いが始まり、大阪・ジェノヴァ間で行き来する国際遠距離恋愛を8年続け、2011年にようやく結婚することとなりました。
イタリア語も話せないまま嫁いできましたが、住めば都!?
ジェノヴァが大好きになりました。
まだまだ日本の皆様にはあんまり知られていないジェノヴァの魅力を色々書き綴っていきたいと思います!
ブログ「そうなの!?イタリア ~イタリア人っぽい日本人×日本人っぽいイタリア人との国際結婚~」も宜しくお願いします♪
http://ameblo.jp/sounano-italia/
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