ニキビ肌に必須の対策10選

スキンケアカウンセラーの松原好克です。


ニキビを悪化させないためには、以下の項目を意識し、長い目で見て地道に努力する必要があります。

 

 

1.生活環境の改善を

スキンケアや化粧品ばかりに目が行きがちですが、ニキビの根源は、体内の状態によって発生すると言われているため、まずは、内側からのケアを見直す必要があります。

肌の健康を左右する「内面美容3原則」、睡眠・運動・食事に気を遣いましょう。

 

睡眠は毎日6時間以上確保

 

ウォーキングやストレッチなどの全身運動を、1日15分以上実施

 

油分・糖分・香辛料の多い食事は避ける

 

緑黄色野菜を中心とした和食を心掛ける

かぼちゃ・ニンジン・ブロッコリー・トマトなど。

2.つぶさない

ニキビを潰すと、雑菌が混入して化膿しやすくなるのはもちろんのこと、皮膚組織を破壊してシミ(炎症性色素沈着)として残ってしまう場合があります。

3.接触や刺激を避ける

手には雑菌が付いているため、むやみやたらに顔を触り過ぎると、ニキビを悪化させてしまうことがあります。


また、髪の毛にも雑菌が多く、ニキビに触れると刺激になって悪化する恐れがあるため、前髪を上げてまとめたほうが良いでしょう。

整髪料も悪影響を及ぼすと考えられます。

 

4.皮膚を清潔に保つ

ニキビ対策に最も大切な要素は、皮膚を清潔に保つことです。
そのためには、毛穴の詰まりや古くなった皮脂と角質を取り除くために、クレンジングと洗顔を丁寧に行うことです。

しかし、ニキビが気になると、「とにかく肌をキレイに!」と思うあまり、1日何回もクレンジングや洗顔をする人、また、殺菌目的でゴシゴシ擦る人がおられます。

 

セラミドを落としてしまう原因にも

確かに、汚れや皮脂はニキビにとってマイナスなのは間違いありませんが、洗いすぎや力づくで擦ることは、肌の水分を維持する物質(セラミド)も一緒に落としてしまうため、実はこちらのリスクの方が良くないのです。


セラミドが不足すると、当然乾燥を招くことになり、角質が厚くなってきます。
厚くなった角質は毛穴を塞ぐため、結果的にニキビを悪化させてしまうことに繋がります。

 

クレンジングはクリームタイプを

クレンジング料は、触りが滑らかで油分が適度に含まれた「クリームタイプ」がベターです。


と言いましても、決して肌にプラスに働くクレンジング料はないと思って下さいね。

どれだけ肌に優しいと謳っているクレンジング料でも、毎日繰り返すことで負担が掛かります。


擦り過ぎと時間の掛け過ぎに気をつけて、メイクを素早く落とす癖をつけましょう。

 

洗顔料は古き良き石鹸を

洗顔料の選び方も重要です。
ニキビ肌の方は、優しいイメージのある洗顔フォームを選びがちですが、すすぎ後の残留物が懸念されるので、皮脂をすっきり落とせる昔ながらの固形石鹸が良いです。


洗顔もクレンジングと同じく、擦りすぎに気をつけて、マシュマロが凹むか凹まないかくらいの手触りで、優しく洗いましょう。

クレンジングは夜1回、洗顔は朝夜2回がベストです。

5.油分の少ない化粧品を使う

ニキビができた時の化粧品で避けたいのは、油分の多いアイテムです。
最近は良質の油剤が使われるようになりましたが、ニキビの原因の1つであるアクネ菌は、どんな油でも栄養素として吸収してしまう可能性があるからです。

油分の多い化粧品は、乳液・クリーム・リキッドファンデーションです。

6.ビタミンC誘導体入りの化粧水を使う

洗顔後は、皮脂の分泌と酸化の抑制&赤みの軽減を促してニキビ肌に働きかける、ビタミンC誘導体(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na・3-O-エチルアスコルビン酸・リン酸アスコルビルMg・アスコルビルリン酸Naなど)がメインの化粧水を付けましょう。

7.保湿美容液を使う

ニキビができると化粧水だけという人もおられますが、これは良くありません。
あまり知られていませんが、ニキビ対策には、水分を保持できる環境を作ることが大切です。

水分不足で肌が乾燥すると…

毛穴の出口付近の角質が硬厚して塞がってしまい、ニキビを進行させてしまうからです。


テクスチャーがしっとりとした化粧品で保湿をして、皮膚を柔軟に保ち、毛穴詰まりを予防することも、ニキビケアには大切なことなのです。

アイテムとしては、保湿成分(セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンなど)が配合された、オイルカット/オイルフリーの美容液がベターです。

 

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