ファイブポインツ取り壊しにみるNYのグラフィティー文化
今年も残すところ後10日ほどになりましたね、
NYは例年よりも雪が多いらしく、今週は2回も雪が降りました。
今回はCOOLなNYに欠かせないGRFFITI(グラフィティー)についてお話したいと思います。
グラフィティーは1970年代にNYで始まったと言われています。
元々は落書きだったものがアーティストによって描かれたもの、
メッセージを発信するものとして発達していって
今ではNYの街中にCOOLなグラフィティーが描かれています。
中にはキースへリングやバンクシーなどの有名なアーティストの作品や、
一目見ただけで誰かわかるようなオシャレなグラフィティーもあります。
この2人は誰だかわかりますか?
そう、カールラガーフェルドと、米VOGUE編集長のアナウィンター。
そんなグラフィティーですが、最近グラフィティー界にとって衝撃の事件が。
グラフィティーで覆われた、まさしくグラフィティーの聖地でもある
『5POINTZ』の取り壊しが発表されたのです。
NYでは落書きを犯罪としているのですが、ここ5POINTZだけは例外。
合法に認められたグラフィティアートのスポットでした。
※去年の夏には、5POINTZで撮影されたスナップは、こちら。
ここ数年無くなるのでは?との噂がたっていたのですが、とうとう決まってしまい、
さらにはその翌日にグラフィティーが全て白く塗られてしまっていました。
前日に5POINTZ見学をしていたルームメイトもビックリ!
僕自身も翌日見に行ったのですが本当に白く塗りつぶされていていました。
後にこの建物は壊されて高級コンドミニアムのマンションになるそうです。
なんだかそれを聞いてとても悲しい気持ちになりました。
それでもアーティスト達はその白く塗られてしまった壁の上に抗議のグラフィティーを書いていました。
確かに元々は落書きから始まったグラフィティー。
アートだと感じる人もいればただの迷惑だと感じる人もいると思います。
それでも、この街を象徴するものとして、カルチャーとして、
これからもNYの街をCOOLに描いていって欲しいなと僕個人的には思いました。
NYに来る機会があれば、
街を歩き潰して自分だけのお気に入りのグラフィティーを見つけてみて下さい。
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