忘年会シーズン到来!飲み会続きでも「肝臓」を疲れさせない8つのポイント

飲み会が多い季節でも、健康的に疲れしらずで過ごしたいもの。肝臓を疲れさせる原因と対策をご紹介。

執筆者: 森山佐恵 職業:(有)ケンゾー 生活習慣研究所 所長・講演家
飲みすぎから、肝臓を守る方法

こんにちは、有限会社ケンゾー生活習慣研究所所長の森山佐恵です。

 

忘年会シーズン突入です。

仕事、サークル、習い事、ママ友、友達と、数々の交友関係があり、連日忘年会の予定が入っている方も多いでしょう。

 

「目の下のクマ」にならないために、ちょっとした工夫で疲れない体を手に入れ、忙しい年末年始をアクティブに過ごしていきましょう。

 

 

「肝臓」の疲れに注目!

疲れには、「身体的疲れ」と「内臓的疲れ」の2種類があります。

身体的とは運動の後などに感じる「筋肉」、内臓的とは「肝臓」の疲れを言います。

 

今回は、このシーズン特に疲れる「肝臓」の疲れに注目し、原因や対策法をご紹介します。

 

肝臓のしごと

肝臓の大きさは、約1.5kgと大きく、位置は胃の右奥にあり、大量の血液が心臓から運ばれてきます。

その仕事は「代謝」「解毒」「胆汁をつくる」の3つがあります。

 

代謝

食べ物は、消化吸収された後、肝臓に運ばれ、いったん貯蔵されます。

体内で利用できる形に変換・合成し、必要に応じて体内に送ります。

 

解毒

体内に入ってきたアルコールや薬、化学物質や体内で作られたアンモニアなど、からだに有害な物質を無害化して、排出します。

 

胆汁をつくる

胆汁は脂肪の分解、油に溶ける脂溶性ビタミンの消化・吸収を助けます。

肝臓で作られた胆汁は、胆のうに蓄積されます。

 

肝臓は、働き者で我慢強い!

肝臓は大切な仕事してくれますが、現在の私達の生活では、休みなく酷使されています。

肝臓の休息は、人によって違いはありますが、睡眠中の2時間、だいたい3時~5時頃と言われています。

 

症状が現れないので、異常が起きても、気付きにくい

また、肝臓が細かな症状を出す事はありません。

我慢強く、別名「サイレントキラー」と言われ、症状が出たときは、かなりの重症であることが多いのです。

 

「疲れがとれない」というSOSを見逃さず、早めの内科受診をお勧めします。

 

肝臓が疲労する原因は?

以下のような原因が考えられます。

 

  • アルコールの過剰摂取
  • 食べ過ぎ
  • 高タンパク・高脂肪な食事
  • 睡眠不足
  • 運動不足
  • ストレスが高い
  • 食品添加物の多い食事
  • 喫煙
  • 過剰な運動

 

疲れない忘年会シーズンの過ごし方

次の8つのことを意識して、肝臓の負担を減らしてあげましょう。

 

 

できるだけ毎日の宴会にならないようにスケジュールを組む

 

1次会で終了

 

アルコールを飲むときには、口の小さいグラスで飲む量を少なくする

 

入浴も肝臓に負担がかかるため、朝にシャワーを浴びる

 

サラダは絶対に食べる

 

解毒作用がある「じゃがいも、パセリ、セロリ」を積極的に食べる

 

アルコールを飲みながら、ウーロン茶も飲む

 

宴会のない日は、油物や高タンパクな食事を避ける

 

おわりに

「解った、でも…」と言わずに、できる事からはじめてみましょう。

目の下にクマがあってはお洒落も台無しです。

 

楽しい事がいっぱいのこのシーズン、疲れ知らずに過ごしましょう。

 
 コラムニスト情報
森山佐恵
性別:女性  |   職業:(有)ケンゾー 生活習慣研究所 所長・講演家

皆様、はじめまして森山佐恵といいます。私は27年間患者様の側で看護をしております。生活習慣が健康や人生に大きな影響を及ぼす事を医療現場で痛いほど学びました。その学びを全国各地企業などで講演させて頂いています。私たちは判っていても「なかなか上がらない重たい腰」があります。一度身についた習慣を変えていくことは難しい事です。習慣を変えるには「自分でもできる」「今からできる」「楽しい」「簡単だ!トライしよう!」といった「きっかけ」から習慣を変えて「成果」があってはじめてよい習慣が身につけることができます。私も「ズボラ」です。ズボラな私がコラムで紹介するかんたん一工夫を実践し習慣化した結果、BMI正常、血液検査の正常など健康維持ができ若々しく生活を送っています。コラムでは「ザ!習慣 ズボラ族のための健康習慣」を綴っていきます。かんたん一工夫を実践して「おいしい成果」を得て生活の変化を楽しみましょう。
私のホームページ もりやまさえ.com 皆様をお待ちいたしております

 

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