冷え性の意外な原因3つと、胃腸を温めるセルフケア方法。そんな食生活じゃ身体は冷える一方!

冷えの原因は、食事かも?食生活を見直して、冷え性対策をしていきましょう。腸を整え温める「腸ケア」の方法も紹介。これも立派な温活です。

執筆者: 笹生暁美 職業:フードデザイニスト
その「冷え」、食事が原因かも?

こんにちは、フードデザイニストの笹生暁美です。

 

寒くなると「冷え」に悩む方がさらに増えます。

いろいろと冷え性対策のグッズや運動もありますが、今回は「冷え性と食事」についてお話しします。

冷え性の要因1 食べ過ぎていませんか?
消化するために、胃腸に血液が集中

食後、急に眠くなったりすることはありませんか?

その理由は、消化するために、胃や腸に多量の血液が集まるためです。

そうすると、脳に血液が十分に行き渡らず、眠くなったりします。

このような場合、脳だけでなく、筋肉への血液供給量も減少します。

 

熱を生み出す「筋肉」に供給される血液が不足すると、体温が低下

筋肉は熱を生み出しますが、血液の供給量が少なくなると十分に熱を作れません。

ましてや、食べ過ぎのライフスタイルであれば、さらに胃腸に血液が集中し、筋肉に供給される分はより一層少なくなります。

そのために、体温の低下を招きます。


腹八分を心がけていると、筋肉への血液が比較的多くなるので、熱も作りやすくなります。

 

 

冷え性の要因2 体を冷やす物を食べていませんか?
「夏が旬の食べ物」「南国の食べ物」は、体を冷やす性質あり

現代では、冬でも夏の食べ物が簡単に手に入ります。

トマトやきゅうり、なすといった夏野菜は、年中スーパーに並んでいますし、バナナやパイナップルなどもいつでも手軽に食べられます。

季節に採れる野菜や果物は、その時に必要な役割をしてくれます。

夏は暑いので汗をかき、体を冷やさなくてはなりません。

夏の食べ物にはそういった性質があります。

 

ですので、夏の食べ物を冬に常食していると、体を冷やしてしまいます。

 

 

化学添加物、白砂糖の入った食品も要注意!

また、化学添加物、白砂糖の入った食品も体を冷やします。

食べ過ぎないよう注意しましょう。

 

食事で冷え性対策!

食事で冷え性対策をしていきましょう。

対策1 食べ過ぎに注意!

これからの時期は外食の機会も多くなりますので、気をつけたいところですね。

 

対策2 体を温める食材を多く食べる

土の中で育った野菜やかぼちゃ・イモ類など、冬に採れるものは、体を温めてくれます。

  • 色 :赤、オレンジ、黄色、黒
  • 野菜:かぼちゃ、ごぼう、大根、人参、里芋、れんこん
  • 穀物:そば、ひえ、あわ、ごま

 

 

腸を整え温める「腸ケア」も大切!

免疫力が集まっている腸が冷えると、血流が悪くなり体も冷えてしまいますので、腸のケアも欠かせません。

白湯を飲む

便秘解消のため、朝起きてコップ1杯の水を飲む方もいらっしゃるでしょう。

夏は常温でもいいのですが、冬はそれでも冷たく感じ、腸は冷えます。

腸を温めて、なおかつ動きを活発にさせるには、少し冷ました白湯がお勧めです。

インドでは、古くから「白湯を飲むと消化力が上がり、毒素を排出してくれる」と言われてきました。

ただ、朝起きたばかりの口には菌も沢山いますので、口をすすいだり歯を磨いたりしてから、飲んでください。

 

 

食物繊維もたっぷりと

腸の調子を良くしてくれるのは、食物繊維です。

食物繊維が腸内細菌のエサになりますので、善玉菌が増えて、腸を整えてくれます。

 

ごぼうやれんこんなどの冬野菜には、食物繊維がたっぷり含まれていますので、冬野菜を積極的に食べましょう。

 



おわりに

冬には、冬に取れる野菜を温かくしていただくのがお勧めです。

お鍋にすると沢山の野菜がたっぷりとれますし、大人数で食べれば、体だけでなく心も温まります。

 

旬のものを食べて、冬を乗り切りましょう。

 
 コラムニスト情報
笹生暁美
性別:女性  |   職業:フードデザイニスト

主な取得資格
スイーツ:コルドン・ブルー ロンドン校にてサティフィケート取得
マクロビオティック:リマ・クッキングスクール師範科卒業
ローフード:アメリカ・LLCAIにて公認インストラクター取得
    

 

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