まるで王宮か美術館!絢爛豪華なモスクワの地下鉄、乗り方と治安
ロシア連邦の首都モスクワの地下鉄は、大変豪華な装飾が施されていることで、世界的にとても有名です。
まるで宮殿や美術館のよう、シャンデリアが天井からぶら下がっているというのも見事な光景です。
まさに「地下宮殿」という言葉がぴったりですね。
さて、この絢爛豪華なモスクワの地下鉄を覗いてみましょう。
モスクワ中心部と近郊を走るこの地下鉄は、1935年に営業を開始。
12路線あり、総延長は19、4キロ。
180の駅を持ち、現在では世界有数の路線規模と乗客数を誇っています。
地下鉄の入り口の表示は、赤い「M」のマークが目印。
そして、かなり深く深く続く高速エスカレーターで地下へ潜っていくと、プラットホームへ出ます。
おそらく冷戦時代に核シェルターとして使用していたのではないでしょうか。
そんな贅沢な豪華な地下鉄、ぜひ一度見学してみたいものですが、駅名などの全ての表示はロシア語。
補足した英語表記がないので、外国人にとっては非常に難しい乗り物です。
せめて英語のアナウンスでもあればなんとかなるのですが、それもロシア語オンリー。
写真だけでもとりに見学に出かけてみたいところですが、朝晩の通勤ラッシュの時間帯はかなりの混雑です。
写真を撮ったり、見学に出かける場合は、午後の早い時間帯をお勧めいたします。
どの駅にも自動販売機が設置されており、ほんの少しですが英語表記もあります。
また窓口でも購入することができますが、モスクワ時代の名残か、係員は無愛想でさらに英語はまったく通じないと思った方がよいでしょう。
しかし、モスクワの地下鉄の料金は統一料金なので、枚数を指で示すと、キャッシャーの電光掲示板のようなボードに打ち込んで金額を表示してくれますので、その金額を支払えばよいわけです。
切符は紙製でクレジットカードのサイズで、回数券の場合もこの切符に回数がメモリーされます。
改札口には自動の機械が設置されていて、そこに切符をタッチするとドアが開くシステムです。
出口には機械があるものの、切符は必要ありません。
乗り方を覚えればとても便利な乗り物ではあるものの、オペラやバレエなどの鑑賞後に夜間の遅い時間に一人で乗ったり、一目で外国人と分かってしまう日本人は、土日の昼夜も避けた方がよいでしょう。
ハイヤーやタクシーを利用することをお勧め。
安全性を考えれば、地下鉄の見学に行くときは、平日の午後の早い時間にしましょう。
地下鉄を宮殿や美術館のような装飾で飾るといったロシアの伝統。
これからも大切に守って貰いたいものです。
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